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更新日:2015.12.31

アジコのつぶやき
2015年12月31日:2015年もご愛顧ありがとうございました。

 大晦日を前に、あれやこれやの準備であ〜〜〜またしても、やるつもりの更新ができないまま終わりました。来年こそは、この体制をなんとかしたいと反省しております。しばらくアジコは帰省しますが、ちょこちょこ遠隔更新も試みるつもりです(あくまで予定ですが…)。2016年も頑張りますので、アジクロをよろしくお願いいたします。皆さま、よい新年をお迎えください。


2015年11月30日:お詫び:パソコン修理中につき諸々更新が遅れてます。

 東京フィルメックスもついに昨夜で終了。最後に観たのはジャファル・パナヒ監督の「タクシー」。とっても面白かったです。今年のフィルメックスは、始まってみればピーター・チャン監督やシルヴィア・チャンだけでなく、特集されているツァイ・ミンリャン監督&リー・カンションのほかに、「黒衣の刺客」が金馬賞で多数受賞したばかりのホウ・シャオシェン監督も来日。さらにジャ・ジャンクー監督&チャオ・タオも来日と巨匠が勢揃いした豪華ゲストの映画祭でした。スバル座でのツァイ・ミンリャン特集はまだ開催中ですので、ぜひこの機会に名作の数々や新作を含む短編集をご覧ください。

 さて、連日、有楽町通いをしていましたが、その間、アジクロシネマの宿題も映画祭レポートもアップできず申し訳ありません。実は映画祭スタートと同時にパソコンが起動しなくなり、修理に出していました。電源ユニットの交換になってしまい、結構アイタタ‥という状況でしたが、修理は無事終わり、明日には帰宅予定です。宿題がまた溜まってしまいました、新しい情報から先にボチボチとアップしていきますので、どうかお許しを。


2015年11月2日:今年の映画祭・秋の陣は、アジア映画が百花繚乱!(その3)

 東京国際映画祭が終了したら、次は東京フィルメックスの季節です。TIFFのご紹介は終了後になってしまいましたが、フィルメックスの方はなんとか早めにアップしたいと思っております。その前に、チケットは明日から発売になりますので、ラインナップだけ駆け足でご紹介しておきます。注目はやはりツァイ・ミンリャンとホウ・シャオシェンの2大監督特集でしょうか。クロージングはジャ・ジャンクー監督の『山河故人』。特別招待作品では常連パナヒ監督から、シルヴィア・チャン、ジョニー・トー、ピーター・チャン監督の作品も。台北映画祭でグランプリを受賞したチャン・ツォーチ監督の『酔生夢死』はなんと、コンペティション部門に登場です!

●東京フィルメックス(11/21-29) *公式サイト

コンペティション
・わたしの坊や(2015/カザフスタン)監督:ジャンナ・イサバエヴァ
・白い光の闇(2015/スリランカ)監督:ヴィムクティ・ジャヤスンダラ
・黒い雌鳥(2015/ネパール・仏・独)監督:ミン・バハドゥル・バム
・消失点(2015/タイ)監督:ジャッカワーン・ニンタムロン
・人質交換(2015/フィリピン)監督:レムトン・シエガ・ズアソラ
・酔生夢死(2015/台湾)監督:チャン・ツォーチ
・タルロ(2015/中国)監督:ベマツェテン
・ベヒモス(2015/中国)監督:チャオ・リャン
・コインロッカーの女(2015/韓国)監督:ハン・ジュニ
・クズとブスとゲス(2015/日本)監督:奥田庸介

特別招待作品
・ひそひそ星(2015/日本)監督:園子温 *オープニング作品
・山河故人(2015/中・日・仏)監督:ジャ・ジャンクー *クロージング作品
・タクシー(2015/イラン)監督:ジャファル・パナヒ
・念念(2015/台・香)監督:シルヴィア・チャン
・最愛の子(2014/中・香)監督:ピーター・チャン
・華麗上班族(2015/中・香)監督:ジョニー・トー
・約束(2011/日本)/昼も夜も(2014/日本)監督:塩田明彦
・あの日の午後(2015/台湾)監督:ツァイ・ミンリャン

特集上映:ホウ・シャオシェン
風櫃の少年(83)/悲情城市(89)/戯夢人生(93)
特集上映:ホツァイ・ミンリャン
青春神話(92)/愛情萬歳(94)/河(97)/楽日(03)/ふたつの時、ふたりの時間(01)/ヴィザージュ(93)
/無色(12)/行者(12)/無無眠(15)


2015年10月30日:3人のアスリートの友情と挫折、再生を迫真の競技シーンと共に魅せる『破風』

破風

ダンテ・ラム監督の快心作『破風』
 先にQ&Aを取材してしまったダンテ・ラム監督の熱血自転車競技映画『破風』をやっと観ました。『激戦 ハート・オブ・ファイト』でボクシングと異種格闘技の世界を人間ドラマと共に描いたダンテ・ラム監督。今回は自らも大好きという自転車をテーマに、F1レース並の自転車レースに賭けるアスリートたちの姿を、爽やかに描いています。主演は前作に続く台湾のエディ・ポンに、中華圏で活躍するSuper Junior のチェ・シウォン、中国の若手スター、ショーン・ドウの3人。同じチームで切磋琢磨する3人が恋や友情を育みながらも、紆余曲折があってバラバラになり挫折を経験した後に、再びアスリートとしてトップを目指す姿を好演。空撮を多用した迫真のレースシーンも見応えたっぷり。しかも、様々なスタイルの競技が描かれ、まさに手に汗握るシーンの連続。睡眠不足の眼を酷使しながらの4本目でしたが、ばっちり目が覚めました。ガン・アクションから青春スポーツ路線に見事な転身(?)を遂げたダンテ・ラム監督。本日、午前中にも上映がありますが、おそらく来年公開されるのではないかと期待しております。
(ちなみに、チェ・シウォンくんは『ヘリオス 赤い諜報戦』の来年1月9日公開が決まっています。)


2015年10月29日:今年は粒よりのアジア映画が上映されています。

三日月

疎遠だった父と息子のロードムービー『三日月』
 映画祭もいよいよ、後3日。上映でいえば残り2日というわけで、今日はおすすめの作品をご紹介したいと思います。27日は注目のコンペティション作品『ガールズ・ハウス』(イラン映画)を観賞。結婚式直前に亡くなった花嫁の謎を、大学の友人たちが探るというサスペンスドラマで、最後まで見応えがありました。その後は日本橋へ移動して、パン・ホーチョン監督のラブコメディ『愛のカケヒキ』(東京・中国映画週間での上映)を観賞。ジョウ・シュンとホアン・シャオミンの2大スターが繰り広げる抱腹絶倒なコメディで、客席のあちこちから笑い声が聞こえていました。

 28日は『三日月』(アジアの未来:インドネシア映画)、『俺の心臓を撃て』(アジアの未来:韓国映画)、『カランダールの雪』(コンペティション:トルコ映画)、『汝が子宮』(ブリランテ・メンドーサ特集)の4本を観賞。いずれもまったく違うタイプでありながら、それぞれに見応えのある作品でした。どれもオススメなのですが、特によかったのが『三日月』。厳格過ぎて融通のきかないイスラム教徒の父がラマダン明けの月(ヒラル)を見る旅に出ると言い出し、たまたま家に戻ってきた息子がそのお供をすることになるロードムービーです。疎遠だった水と油の父子が、旅の途中での様々な人たちとの出会いを通じて、お互いを理解していきます。息子役を演じるイケメンさん、どこかで見たことがあるなと思ったら、『ザ・レイド GOKUDO』に出ていたオカ・アンタラでした。

 『三日月』は本日が一般上映予定。『ガールズ・ハウス』『カランダールの雪』も今日・明日の上映があり、コンペティション部門ではどちらも注目の作品です。ぜひ、劇場でご覧ください。


2015年10月27日:ジョン・ウー監督との2日間

ジョン・ウー監督

学生監督たちに囲まれたジョン・ウー監督
 25日と26日は「SAMURAI賞」を受賞したジョン・ウー監督スペシャルの日々。25日の夜はアカデミーヒルズにあるタワーホールにてトークイベントが開かれ、26日夜は歌舞伎座スペシャルナイトにて「SAMURAI賞」の授賞式が行われました。25日は途中からの参加でしたが、ちょうど映画監督を目指す学生さんたちからの質問コーナーで、面白いやりとりを聞くことができました。26日の歌舞伎座スペシャルナイトは、昨年からの試みで、歌舞伎座から日本文化を発信するという企画。海外からのゲストやメディアが多数来日しているこの機会に、日本ならではの文化に触れてもらおうというスペシャルなイベントです。今年はドラマでも活躍する片岡愛之助さんが「雨の五郎」を披露。その後、お弁当タイムでは映画祭特製幕の内弁当(美味!)がふるまわれ、SAMURAI賞の授賞式。「私の作品よりもジョン・ウー監督の作品の方がSAMURAI賞にふさわしいですね」と話す山田洋次監督に、「尊敬する師匠でもある山田洋次監督と一緒に受賞できてうれしい。光栄です」とジョン・ウー監督。うれしそうでした。ゲストとしてジョン・ウー監督を敬愛する大友啓史監督と、山田洋次監督作品への出演が続く吉永小百合さんも登壇し、花束贈呈がありました。

 他の用事もあり、映画通いはしばらくお休みしていましたが、夜からまた参戦。昨夜はドラマの続きが気になっていたので、日本映画『MOZU』を観てしまいました。ついに「ダルマ」の正体が!ということで、この事件は一応の完結を迎えますが、う〜〜〜〜ん。まだ、解けてない謎が1つあるような…。映画でも長谷川さんが大活躍。「チャオ!」と2回も言ってました(笑)。今日からまた、アジアの映画を観ていく予定です。その他がのんびり更新になってますが、御容赦くださいませ。


2015年10月25日:ゲストスナップ(その1)

 昨日はほかの仕事で映画祭通いはお休みでしたので、2日間の取材フォトショットをご紹介します。まずは、銭雪漫の小説が原作の『ひだりみみ』。残念ながら来日はなかったのですが、主人公を演じたチェン・ドゥリンはZE:Aのイム・シワンにそっくりの清楚な美少女。劇中で彼女が憧れる高校生はイケメンのヤン・ヤンが演じています。

mimi1

初監督作品『ひだりみみ』で来日したオウ・ハオ、マー・スーチュン、アレック・スー監督(元小虎隊のアイドル!)
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「今までで一番イケメンの監督」とマー・スーチュン。映画にちなんで左耳に手をあて、会場の皆さんと記念撮影をしました。

ぼくの桃色の夢

『ぼくの桃色の夢』の主演2人とハオ・ジエ監督。スキンヘッドだったパオ・ペイアルにはびっくり。美少女スン・イーは少女時代から大人までを一人で演じました。
ダンテ・ラム監督

本人も自転車が好きという『破風』のダンテ・ラム監督。当日は間違えてミッドタウン方面に行ってしまい迷子に。「皆さんも自分の風除けを見つけて大切にしてください」


2015年10月24日:2日目は六本木で4本!

 やっと『全力スマッシュ』のインタビューが完成しました。遅れに遅れて申し訳ありません。ただし、ネタバレ部分もあるので、映画をご覧になってから読んでいただくと、よりいっそう味わっていただけると思います。

 というところで、本日の映画祭はメイン会場の六本木ヒルズ。1本目は香港の新鋭女性監督ジョディ・ロックによる『レイジー・ヘイジー・クレイジー』。アルバイト感覚で援助交際をしている女子高生3人の、友情と裏切り、身体と心が乖離している恋心を大胆かつフレッシュな映像で描いています。ヘンリー・ウォン監督もカメオ出演していました。師匠はパン・ホーチョンとか。2本目は一人の少年の一途な恋心を、少年時代から社会人なるまでの時間軸で描いた『ぼくの桃色の夢』。中国社会の移り変わりと共に描かれています。終了後に記者会見があったのですが、「中国はまだ思春期なんです」と言っていたハオ・ジエ監督が印象的。間にダンテ・ラム監督の『破風』Q&Aをはさみ、3本目は事故で最愛のパートナーを亡くした男女の痛みを描く台湾映画『百日草』。トム・リン監督の新作です。主演はカレーナ・ラムとメイデイのストーン。カレーナちゃんの夫役でマー・ジーシアンが出演しています。そして最後は、中国内戦から台湾に逃れた元兵隊の新たな人生を描いた大河ドラマ『風の中の家族』。監督はワン・トン。主演はトニー・ヤン。いずれも興味深い作品でしたので、ぜひ映画祭にてご覧くださいませ。


2015年10月23日:映画祭始まりました。

 インタビューは後一息で完成しそうなのですが、映画祭が始まって夜なべができないので、今しばらくお待ちください。映画祭特集も事後報告になってしまいそうなので、少しずつでも毎日レポートをつぶやきにアップするつもりです。とりあえず、今年の1作目は「2015中国・東京映画週間」『ひだりみみ』。これ、アタリ!でした。台湾の元アイドルから俳優として活躍中のアレック・スーが初監督した作品で、昨夜は主演の若者二人を連れての舞台挨拶もありました。(画像は後でアップします)監督自らが感動して泣きながら演技指導したという『ひだりみみ』は、みずみずしくも複雑な恋愛模様と友情を描いた胸キュンものの青春映画。高校時代から受験を経て、大学、社会人になるまでが描かれます。26日の午後にも上映されますので、お時間の許す方はぜひご覧ください。今年の劇場はTOHOシネマズ日本橋です。


2015年10月21日:今年の映画祭・秋の陣は、アジア映画が百花繚乱!(その2)

 今頃とっくに恒例の映画祭特集をアップしていないといけないのですが、まだその前の優先事項『全力スマッシュ』のインタビュー記事で手こずっております(大汗)。開催期間にずれ込みそうなので、続きのラインナップから東京国際映画祭と同時開催される「2015中国・東京映画週間」「コリアン・シネマウィーク2015」を大急ぎでご紹介しておきます。

●2015中国・東京映画週間(10/22-28) *公式サイト

・モンスター・ハント(2015)監督:シュー・チョンイー 主演:バイ・バイフー、ジン・ポーラン、ジャン・ウー
・ひだりみみ(2015)監督:アレック・スー 主演:チェン・ドゥリン、オウ・ハオ、マー・スーチュン
・君といた日々(2014)監督:チャン・イーバイ 主演:エディ・ポン、ニー・ニー
・愛のカケヒキ(2014)監督:パン・ホーチョン 主演:ジョウ・シュン、ホアン・シャオミン
・更年期的な彼女(2014)監督:クァク・ジェヨン 主演:ジョウ・シュン、トン・ダーウェイ
・最愛(2015)監督:シエ・ションハオ 主演:ニー・ジンヤン、チャン・ジーヤオ、チャオ・シャー
・ユア・マイ・サンシャイン(2015)監督:ヤン・ウェンジュン 主演:ホアン・シャオミン、ヤン・ミー
・あの場所で君を待ってる(2015)監督:シュー・ジンレイ 主演:ウー・イーファン、ワン・レイクン
・西遊記 ヒーロー・イズ・バック(2015)監督:ティエン・シャオポン *アニメ作品
・黒ネコ警部 宇宙船グリーンスター(2015)監督:ユー・ションチュン *アニメ作品

中国映画誕生110周年記念〜呉天明監督作品特集上映〜

・ソング・オブ・フェニックス(2014)主演:タオ・ザールー、リー・ミンチョン *遺作
・標識のない河の流れ(1952)主演:チュウ・シュウ(朱旭)、チョウ・レンイン *デビュー作
・変瞼 この櫂に手をそえて(1994)主演:チュウ・シュウ(朱旭) *代表作
・人生(1984)主演:ウー・ユーファン、チョウ・リージン *代表作
・古井戸(1987)主演:チャン・イーモウ、リュイ・リーピン、リャン・ユイチン *東京国際映画祭特別上映

・双旗鎮刀客(1992)監督:ハー・ピン 主演:ガオ・ウェイ、ソン・ハイイン
・黒砲事件(1986)監督:ホアン・チェンシン 主演:リュウ・ズーフォン、ガオ・ミン
・十二公民(2014)監督:シュー・アン 主演:フー・ピン、ハン・トンション、チャン・ヨンチアン *東京国際映画祭特別上映

●コリアン・シネマウィーク2015(10/23-28) *公式サイト

・あなた、その川を渡らないで(2014)監督:チン・モヨン 出演:チョ・ビョンマン、カン・ゲヨル
・許三観(ホ・サムグァン)(2014)監督:ハ・ジョンウ 主演:ハ・ジョンウ、ハ・ジウォン
・チョック王(2013)監督:ウ・ムンギ 主演:アン・ジェホン、ファン・スンオン
・お父さんをお貸しします(2013)監督:キム・ドクス 主演:キム・サンギョン、ムン・ジョンヒ
・愛が勝つ(2014)監督:ミン・ビョンフン 主演:チャン・ヒョンソン、チェ・ジョンウォン
・国際市場で逢いましょう(2014)監督:ユン・ジェギュン 主演:ファン・ジョンミン、キム・ユンジン


2015年10月8日:今年の映画祭・秋の陣は、アジア映画が百花繚乱!(その1)

 やっと『黒衣の刺客』記者会見をアップ完了しました。予定よりすっかり遅れてしまいましたが、まだまだ上映は続くと思いますし、ホウ・シャオシェン監督の映画に対する思いや制作スピリットをたっぷり語ってくれていますので、ぜひご覧ください。そして、そのホウ・シャオシェン監督の過去の名作も特集上映される、秋の映画祭ラインナップが出揃いました! 特集でご紹介する前にチケット発売が始まってしまいますので、まずはここでまとめてご紹介します。

●山形国際ドキュメンタリー映画祭2015(10/8-15)

インターナショナル・コンペティション
・河北台北(2015/台湾)監督:リ・ニェンシウ
・祖国−イラク零年(2015/イラク・仏)監督:アッバース・ファーディル
・青年★趙(チャオ)(2015/中・仏・米)監督:ドゥ・ハイビン

アジア千波万波
・太陽の子(2013/フィリピン)監督:ジム・ランベーラ
・鉱(あらがね)(2015/ボスニア・ヘルツェゴビナ・日本)監督:小田 香
・銅山の山(2015/ネパール)監督:ディペシュ・カレル、フローデ・ストラース
・ディスタンス(2015/日本)監督:岡本まな
・ラダック それぞれの物語(2014/インド・日本)監督:奥間勝也
・太った牛の愚かな歩み(2015/ボスニア・ヘルツェゴビナ・シンガポール・独)監督:ガージ・アルクッツィ
・きらめく拍手の音(2014/韓国)監督:イギル・ボラ
・離開(りかい)(2015/中国・独)監督:ジン・シンジョン
・わたしはまだデリーを見ていない(2014/バングラデシュ・印)監督:フマイラ・ビルキス
・見つめる(2015/中国)監督:イエ・ユン
・テラキスの帰郷(2013/台湾)監督:サーユン・シモン
・非情な私の家(2013/韓国)監督:アオリ
・虐げられる者たちよ(2014/英・パレスティナ)監督:バスマ・アルシャリーフ
・ミーナについてのお話(2014/イラン)監督:カーヴェー・マザーヘリー
・七度目の祈り(2014/インド)監督:ヴァルン・トゥリカ
・蛇皮(2014/シンガポール、ポルトガル)監督:ダニエル・フイ
・たむろする男たち(2015/仏・レバノン)監督:マヤ・アブドゥル=マラク
・船が帰り着く時(2014/ミャンマー・独)監督:キン・マウン・チョウ

特別招待作品
革命まで(2015/香港)監督:クォック・タッチュン
太陽花(ひまわり)占拠(2014/台湾)監督:太陽花運動映像記録プロジェクト

 その他、「映画が時代を写す時−侯孝賢とエドワード・ヤン」(10/9:山形美術館2 10:30-)、「映像は語る−ドキュメンタリーに見る現代台湾の光と影」(10/9-11:遊学館・入場無料)など台湾映画特集が組まれており、11作品の上映とシンポジウムを開催。ヤン・リージョウ(揚力州)監督をはじめ、ゼロ・チョウ(周美玲)監督、ホホ・リュウ(劉芸后)撮影監督、アミ族のマーヤウ・ビーホウ監督らが来日します。チケットはチケットぴあ他で発売中(回数券制)。詳細は公式サイトへ。

●東京国際映画祭2015(10/22-31)

コンペティション
・スリー・オブ・アス(2015/仏)監督:ケイロン *イランのお話
・カランダールの雪(2015/トルコ・ハンガリー)監督:ムスタファ・カラ
・ガールズ・ハウス(2015/イラン)監督:シャーラム・シャーホセイニ
・ぼくの桃色の夢(2015/中国)監督:ハオ・ジエ
・スナップ(2015/タイ)監督:コンデート・ジャトゥランラッサミー
・FOUJITA(2015/日・仏)監督:小栗康平
・残穢(ざんえ)−住んではいけない部屋−(2015/日本)監督:中村義洋
・さようなら(2015/日本)監督:深田晃司

アジアの未来
・告別(2015/中国)監督:デグナー
・少年バビロン(2015/中国)監督:シアン・グォチアン
・レイジー・ヘイジー・クレイジー(2015/香港)監督:ジョディ・ロック
・The Kid(2015/台湾)監督:サニー・ユイ
・俺の心臓を撃て(2014/韓国)監督:ムン・ジェヨン 主演:イ・ミンギ、ヨ・ジング
・孤島の葬列(2014/タイ)監督:ピムパカー・トーウィラ
・三日月(2015/インドネシア)監督:イスマイル・バスベス
・If Only(2015/インド)監督:イシャーン・ナーイル
・父のタラップ車(2015/トルコ)監督:ハサン・トルガ・プラット
・俳優 亀岡拓次(2015/日本)監督:横浜聡子

ワールドフォーカス
・少年班(2015/中国)監督:シャオ・ヤン 主演:スン・ホンレイ、チョウ・ドンユイ
・河(2015/中国)監督:ソンタルジャ
・破風(2015/香・中)監督:ダンテ・ラム 主演:エディ・ポン、チェ・シウォン
・風の中の家族(2015/台湾)監督:ワン・トン 主演:トニー・ヤン、アンバー・クオ
・百日草(2015/台湾)監督:トム・リン 主演:カリーナ・ラム
・今は正しくあの時は間違い(2015/韓国)監督:ホン・サンス 主演:チョン・ジェヨン
・民族の師 チョクロアミノト(2015/インドネシア)監督:ガリン・ヌグロホ
・ジャイホー 〜A.R.ラフマーンの音世界(2015/インド)監督:ウメーシュ・アグルワール
・OK Darling(2015/インド)監督:マニラトナム 主演:ドゥルカル・サルマーン
・錯乱(2015/トルコ・仏・カタール)監督:エミン・アルベル

CROSSCUT ASIA:#02「熱風!フィリピン」
・バロットの大地(2015/フィリピン)監督:ポール・サンタ・アナ
・お里帰り(2015/フィリピン)監督:キトラット・タヒミック
・インビジブル(2015/フィリピン)監督:ローレンス・ファハルド
・キッド・クラフ〜少年バッキャオ(2015/フィリピン)監督:ポール・ソリアーノ
ブリランテ・メンドーサの世界
罠〜被災地に生きる(2015)/フォスター・チャイルド(2007)/サービス(2008)/グランドマザー(2009)/汝が子宮(2012)
ディスカバー亜洲電影
・奇跡の女(1982/フィリピン)監督:イシュマエル・ベルナール *デジタル・リストア版

 その他、SAMURAI賞でジョン・ウー監督が来日。トークイベント(10/25)も予定されています。チケットの発売は10/10よりticket boardにて受付け開始(オンライン・電話)。詳細は公式サイトへ。「2015中国・東京映画週間」(発売中)と「コリアンシネマウィーク」(無料・登録受付中)のラインナップは東京フィルメックスのラインナップと共に(その2)でご紹介します。


2015年9月20日:したまちコメディ映画祭 in 台東『全力スマッシュ』舞台挨拶で勢揃い

『全力スマッシュ』舞台挨拶

左から波多野裕介(音楽)、ウィルフレッド・ラウ、アンドリュー・ラム、スーザン・ショウ、ジョシー・ホー
ヘンリー・ウォン監督、いとうせいこう、大場しょう太

 10月10日より日本公開予定の熱血バドミントン映画『全力スマッシュ』(監督:デレク・クォック&ヘンリー・ウォン)。ワールドプレミアとなった大阪アジアン映画祭に続いて、したまちコメディ映画祭 in 台東でも特別招待作品として上映され、香港からゲストが大挙して駆けつけました。こんな豪華なゲストを見逃すわけにはいかないと、アジコも浅草公会堂へ行ってまいりました。主演のジョシー・ホーの美しさもさることながら、一際目立っていたのが、女優復活以後、大活躍している往年のセクシー女優スーザン・ショウ。隣の香港音楽界の重鎮アンドリュー・ラムとの掛け合いもおかしく(漫才コンビみたい!)Q&Aの間も終始、目立っておりました。詳細は後日、あらためてご紹介します。またアジクロでは、前日にジョシー・ホー&ヘンリー・ウォン監督にも単独インタビューを行っております。大量ゲロの秘密など面白いお話がたっぷり聞けましたので、こちらもお楽しみに(^^)


2015年8月5日:心も身体もクールダウン。アリエル王子にご注目を!

 すっかりご無沙汰してしまったつぶやきですが、今は猛暑の真っ盛り。まずは、暑中お見舞申し上げます。まるで熱帯のような暑さの中、ほっと一息つけるような映画をご紹介します。それは、アジコの郷里でもある熊本を舞台に日タイ合作で作られた『アリエル王子と監視人』。先月11日より渋谷ユーロスペースにて公開中です。物語は架空の国、ルベール王国の王子様がお忍び休暇で熊本を訪れ、一人でホテルをこっそり抜け出して短い休暇を満喫するというもの。たまたま街で出会った若い女性が彼をガイドすることになりますが、実は彼女は秘かに雇われていた王子の監視人。でも、そんなことは関係なく、とにかく二人は楽しく思い出深い3日間を過ごし、窮屈な日常から解放されてそれぞれが自分自身を振返り、新たな明日に向かって生きていくというささやかな物語です。

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初日舞台挨拶にはくまモンも登場。左から稲葉雄介監督、伊澤恵美子、くまモン、榎木智一、プロデューサーの鈴木智彦

 セリフは少なく何気なく、いつも笑顔を浮かべている王子様。演じるのは、タイのチャーノン・リクンスラガーン。監視人役は伊澤恵美子。城下町の熊本は、繁華街の目抜き通りから熊本城が見えるという不思議な街でして、映画ではこの熊本城や上通り周辺(オシャレなお店が増えてます)、動物園、水源地(菊池水源かな?)、阿蘇の外輪山が見渡せる大観望、有明海沿いに走る列車で訪れるミカン農園の町、そして路面電車と、癒される風景が涼しい色合いの映像で続いていきます。実際の熊本は盆地なので、夏は大変蒸し暑いのですが、アリエル王子の笑顔と風景はなぜか心を和ませ、ホッと一息つかせてくれます。それは、王子様自身が解放されている瞬間だからなのでしょう。ラストでちょっとだけわがままを通した王子様から笑顔が消えていたのが、印象に残ります。

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同時公開の『群青色の、とおり道』の佐々部清監督&ぐんまちゃんと。やんちゃなくまモン、暴走してました。

 70分と短い作品ですが、東京では今週末7日までの上映。この後、8/22からは熊本、9/19からは静岡での上映が予定されています。あのアピチャポーン・ウィーラセタクン監督も認めている新鋭、稲葉雄介監督によるささやかで何気ないけど印象に残る作品を、ぜひ劇場でご覧ください。きっと、心と身体がちょっぴり涼しくなりますよ。

 「熊本にはフォトジェニックな風景がたくさんありました。そして、そこにいる人々がまた格好よかったのです。文化的感度が高い人がたくさんいるので、野暮ったくない映画になると思いました。この映画は異国からやって来た王子がずっと笑いを浮かべている映画なんです。その笑いには僕が現代を生きてて思っている気分だとか、そういうのが込められているんですが、そんなに説明的な映画ではありません。いい意味で隙がたくさんある映画なので、皆さんの気持ちをこの映画に乗せていただいて、皆さんの映画として楽しんでいただけたら、それが一番うれしいです」(稲葉雄介)


2015年5月3日:公開されたばかりの『赤道 Helios』が気になる!

 強風で桜前線もあっという間に終わり、急に暖かく(暑く?)なってきたこの頃。ゴールデンウィークに突入しましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 体調は大丈夫ですか? いろいろ、ここにつぶやきたいネタがたくさんあるのに、いつもつぶやく余裕がなく過ぎてしまい申し訳ありません。トップページもとっくに「ありがとう、シネマート六本木」特集になっていなくてはならないのですが…。台湾映画特集はお楽しみいただけたでしょうか? 続く香港映画特集もすごいラインナップなので、お見逃しなく。詳細は特集にてご紹介します。

 さて、その香港映画ファンには必見の大作が4月30日より香港でプレミア公開されています。『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』でベテランにして、共同監督デビューを飾ったリョン・ロクマン(梁樂民)&サニー・ルク(陸劍青)監督による最新作『赤道 Helios』がそれ。核爆弾による恐怖を、国際的スケールで描いた本作はキャスティングも豪華。ニック・チョンとショーン・ユーが演じる香港警察、ジャッキー・チョン演じる物理学者、韓国の国家情報局から派遣されるチ・ジニとチェ・シウォン(Super Junior)、中国政府からはワン・シュエチーがやって来ます。そして、盗み出した核兵器を売買しようと目論む大泥棒に台湾のチャン・チェン、香港のジャニス・マンが扮しています。アクション監督はチン・ガーロッ。そして、主題歌「赤色壯擧」(作詞:小美、作曲:ピーター・カム)を歌うのは、もちろん歌神様のジャッキー・チョンとSuper Junior のチェ・シウォン。日本でもぜひ公開されて欲しいものですが、まずは現地での予告編をいち早くご覧ください。

▼『赤道 Helios』公式予告編
▼ジャッキー・チョンとチェ・シウォン(Super Junior)が歌う主題歌「赤色壯擧」


2015年4月24日:第34回香港電影金像奨も発表されました(2015.4.19)

 ご報告がちょいと遅れましたが、先日の日曜19日に、恒例の香港電影金像奨が発表されております。アン・ホイ監督、タン・ウェイ主演の『黄金時代』が5部門での最多受賞でした。また、『竊聽風雲3』が主要部門で3つの賞を受賞。シンガーソングライターでもあるイヴァナ・ウォンが、助演女優賞と新人女優賞のダブル受賞に輝いております。受賞結果は以下の通り:

・作品賞:『黄金時代』(監督:アン・ホイ)
・監督賞:アン・ホイ(『黄金時代』)
・脚本賞:アラン・マック、フェリックス・チョン(『竊聽風雲3』)
・主演男優賞:ラウ・チンワン(『竊聽風雲3』)
・主演女優賞:ヴィッキー・チャオ(『親愛的』)
・助演男優賞:ケネス・ツァン(『竊聽風雲3』)
・助演女優賞:イヴァナ・ウォン(『金鶏SSS』)
・新人賞:イヴァナ・ウォン(『金鶏SSS』)
・撮影賞:ワン・ユー(『黄金時代』)
・編集賞:デヴィッド・ウー(『太平輪:亂世浮生』)
・美術監督賞:チャオ・ハイ (『黄金時代』)
・衣装デザイン賞:マン・リムチョン(『黄金時代』)
・アクション監督賞:ドニー・イエン、トン・ワイ、ユエン・ブン、イム・ワー(『一個人的武林』)
・オリジナル音楽賞:エレン・ルー、ヴェロニカ・リー(『ミッドナイト・アフター』)
・オリジナル主題歌賞:「目的地」(『アバディーン』)
 作詞/ウォン・ワイマン 作曲/アンソニー・ウォン、ジェイソン・チョイ 歌/アンソニー・ウォン
・音響効果賞:ドゥ・ドゥーチ(『太平輪:亂世浮生』)
・視覚効果賞:ヴィクター・ウォン、ブライアン・チョン(『黄飛鴻之英雄有夢』)
・新人監督賞:デヴィッド・リー(『暴瘋語』)
・中国台湾合作賞:『妻への家路』(監督:チャン・イーモウ)
・技術貢献賞:李坤龍(小道具)
・ベストドレッサー賞:トニー・レオン、サンドラ・ン


2015年3月29日:アジア映画大賞が発表に!(2015.3.25)

 大阪アジアン映画祭に続いて、毎年巡って来るのが香港国際映画祭。今年も3月23日から4月6日まで絶賛開催中です。そして会期中に発表されるのが、アジア各地の作品から選出されるアジア映画大賞。今年の授賞式は3月25日、マカオのザ・ヴェネチアン・マカオにあるヴェネチアン・シアターにて開催されました。第9回となる今年は、『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)で池脇千鶴さんが助演女優賞、さらに、女優の中谷美紀さんが優れた才能を持つ映画人として卓越アジア映画人大賞(Excellence in Asian Cinema Award)を受賞しました。最優秀作品賞は昨年末の台湾金馬奨でも作品賞に輝いたロウ・イエ監督の『ブラインド・マッサージ』が受賞。昨年、様々な映画祭で上映されたアン・ホイ監督の『黄金時代』、1月から公開されたディアオ・イーナン監督の『薄氷の殺人』も複数受賞。チアン・ウェン監督による新作『一歩之遥』も技術賞を多数受賞しています。
中谷美紀 池脇千鶴

●受賞コメント

池脇千鶴さん
「まさかこんな賞を頂けるなんて思わなくて、本当にビックリしています。『そこのみにて光輝く』という作品は、日本でとっても少ない予算で、とっても少ない人数で大事に作った作品なんですね。そのすごく小さな小さな作品をこんな大きな舞台にまで来させてくれて共演者の皆さん、スタッフの皆さん、関係者の皆さん、『そこのみにて〜』を愛してくれた皆さんに本当に心から感謝申し上げます。この賞を宝物にします、本当にありがとうございました」

中谷美紀さん(英語)「第一回のアジアンフィルムアワードにて、最優秀主演女優賞をいただいて以来、しばしの時を経て、このような身に余る賞を頂戴しますことをなんとお礼を申し上げたらよろしいのでしょうか。娯楽の多様化により、映画を取り巻く環境は年々厳しくなって来てはおりますが、それでもまだ、映画を通じて伝えられることはあるのだと信じて、今後もお客様の心に届く作品を作り続けたいと思います。最後に、政治的に緊張関係にある国家間でも、映画という共通言語をもってお互いに理解を示すことができるようになることを心よりお祈りしつつ、感謝の言葉にかえさせていただきます」

宮沢りえ&アーロン・クォック 池脇千鶴&アンソニー・ウォン
上:アンソニー・ウォンからトロフィーを渡される池脇千鶴。
左:『紙の月』でノミネートされていた宮沢りえは、助演男優賞のプレゼンターとしても登場。アーロン・クォックにエスコートされていました。

●第9回アジア映画大賞受賞一覧(2015.3.25)

・作品賞:『ブラインド・マッサージ』(監督:ロウ・イエ)
・監督賞:アン・ホイ(『黄金時代』)
・主演男優賞:リャオ・ファン(『薄氷の殺人』
・主演女優賞:ペ・ドゥナ(『私の少女』)*5/1より公開予定
・助演男優賞:ワン・チーウェン(『黄金時代』)
・助演女優賞:池脇千鶴(『そこのみにて光輝く』)
・新人賞:チャン・ホエウェン(『妻への家路』
・脚本賞:ディアオ・イーナン(『薄氷の殺人』
・撮影賞:ツェン・ジアン(『ブラインド・マッサージ』)
・美術賞:リウ・チン(『一歩之遥』)
・音楽賞:Mikey Mccleary(『Margarita, With A Straw』)
・編集賞:ギャレス・エヴァンス(『ザ・レイド GOKUDO』
・視覚効果賞:Rick Sander, Christoph Zollinger(『一歩之遥』)
・造型デザイン賞:ウィリアム・チョン(『一歩之遥』)
・卓越アジア映画人大賞:中谷美紀
・終身成就賞:イム・グォンテク


2015年2月23日:シネマート六本木でクロージング企画上映が続々

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6/14で閉館するシネマート六本木
 アジアの作品を中心に新作・企画特集と、様々なスタイルで上映し続けて来た、アジア映画ファンにとっては貴重な映画館「シネマート六本木」が6月14日で閉館することになりました。大変残念なことではありますが、閉館までの期間はクロージング企画として、シネマート六本木ならではの様々な特集上映が予定されています。しかも、料金はうれしい謝恩価格1100円。さらに、3/13・19・20はバースデー価格1000円とのこと。まずはクロージング プレ企画「韓流祭」(3/7-4/3)をご紹介します。

●上映作品:
キム・ナムギル祭 FINAL(3/7-13)*3/13はバースデー
・モダンボーイ(08年)監督:チョン・ジウ
 出演:パク・ヘイル、キム・ヘス、キム・ナムギル
・愛の運命−暴風前夜−(10年)監督:チャ・チャンホ
 出演:キム・ナムギル、ファン・ウスレ、チョン・ユンミン
ラストショー(3/7-13)*間もなく上映期限切れの作品
・僕らのバレエ教室(04年)監督:ビョン・ヨンジュ
 出演:ユン・ゲサン、イ・ジュンギ、キム・ミンジョン、オン・ジュワン
・盗られてたまるか(02年)監督:イム・ギョンス
 出演:ソ・ジソブ、パク・サンミョン、ソン・ソンミ
チョン・ウソン祭 FINAL(3/14-20)*3/20はバースデー
・私の頭の中の消しゴム(04年)監督:イ・ジェハン
 出演:チョン・ウソン、ソン・イェジン、ペク・チョンハク
・きみに微笑む雨(09年)監督:ホ・ジノ
 出演:チョン・ウソン、カオ・ユアンユアン
カン・ジファン祭 FINAL(3/14-20)
・7級公務員(09年)監督:シン・テラ 出演:キム・ハヌル、カン・ジファン、リュ・スンヨン
・チャ刑事(12年)監督:シン・テラ 出演:カン・ジファン、ソン・ユリ、キム・ヨングァン
キム・レウォン祭 FINAL(3/14-20)*3/19はバースデー
・アメノナカノ青空(03年)監督:イ・オニ 出演:イム・スジョン、キム・レウォン、イ・ミスク
・ひまわり(06年)監督:カン・ソッポム 出演:キム・レウォン、キム・ヘスク、ホ・イジェ
チャン・グンソク祭 FINAL(3/21-4/3)
・待ちくたびれて(08年)監督:リュ・スジン 出演:チャン・グンソク、ソン・テヨン、チャン・ヒジン
・ドレミファソラシド(08年)監督:カン・ゴニャン 出演:チャン・グンソク、チャ・イェリョン、イム・ジュファン
・楽しき人生(07年)監督:イ・ジュニク 出演:チャン・グンソク、チョン・ジニョン、キム・ユンソク
・イテウォン殺人事件(09年)監督:ホン・ギソン 出演:チョン・ジニョン、チャン・グンソク、ソン・ジュンギ
・きみはペット(11年)監督:キム・ビョンゴン 原作:小川彌生 出演:チャン・グンソク、キム・ハヌル、チェ・ジョンフン
ヒョンビン祭 FINAL(3/21-4/3)
・まわし蹴り(04年)監督:ナム・サングク 出演:キム・ドンワン、ヒョンビン、イ・ギウ
・ふたつの恋と砂時計(05年)監督:コン・ジョンシク 出演:ハ・ジウォン、ヨン・ジョンフン、ヒョンビン
・百万長者の初恋(06年)監督:キム・テギュン 出演:ヒョンビン、イ・ヨニ、イ・ハンソル
・レイトオータム(10年)監督:キム・テヨン 出演:ヒョンビン、タン・ウェイ
・愛してる、愛してない(11年)監督:イ・ユンギ 出演:ヒョンビン、イム・スジョン、ハ・ジョンウ(声)
クォン・サンウ祭 FINAL(3/28-4/3)
・青春漫画〜僕らの恋愛シナリオ〜(06年)監督:イ・ハン 出演:クォン・サンウ、キム・ハヌル、イ・サンウ
・戦火の中へ(10年)監督:イ・ジェハン 出演:チェ・スンヒョン(T.O.P)、 クォン・サンウ
・悲しみよりもっと悲しい物語(09年)監督:ウォン・テヨン 出演:クォン・サンウ、イ・ボムス、イ・ボヨン
・痛み(11年)監督:クァク・キョンテク 出演:クォン・サンウ、チョン・リョウォン

*タイムテーブルは決まり次第、公式サイトにアップされます。(各作品3ー4回上映予定)


2015年2月19日:恭喜發財!

 日本のお正月気分はすっかり抜けてしまいましたが、中華圏や韓国など旧暦新年を祝う皆様は本日が元旦。あらためて、あけましておめでとうございます。昨夜の大晦日、台湾では『KANO』の初テレビ放映があったようです。そして、呉明捷さんの生誕103年となる記念日でもあった模様。そのせいではないのですが、たまたまアジコも小雨降る中をバルト9へでかけ、大スクリーンにて『KANO』を観賞してまいりました。通して観るのはもう4、5回目なので、最近は細かい所に注目してしまいます。何度観ても笑えるのは平野くん。彼、今はサッカー選手なんですが、いい味出してますよねえ。本編ではカットされてしまったという上松くんの恋のエピソードも、ぜひ観てみたいものです。DVDに入るといいなあ。

 たまたま宣伝さんからのリリースも届いており、皆様の応援のおかげで『KANO〜1931海の向こうの甲子園〜』は大ヒット記録を更新中。興行収入も1億円突破は確実とのこと。パンフレットもよく売れているそうです。さらに、演出家の宮本亜門さんからも感動のメッセージが到着。「映画館でこれほどシクシクと鼻をすする声を最近聞いたことがないというくらい、みなさん泣いていました」と語る宮本さん。「国を超えて作り上げられたチームが、1つの新たな目的に向かって団結して行く」という所に感動したという宮本亜門さんのメッセージ(クリック)をぜひご覧ください。


2015年2月7日:『SASHIMI』のワールドプレミアもある!大阪アジアン映画祭ラインナップ発表!

 昨年はチーム全員の舞台挨拶が実現した『KANO』のプレミア上映でおおいに盛り上がった大阪アジアン映画祭。今年も3月6日からの開催を前に、「第10回大阪アジアン映画祭」(3/6-15)のラインナップが発表されました。早速、ご紹介していきましょう。

●コンペティション部門
・3泊4日、5時の鐘(日・タイ)監督:三澤拓哉 *ジャパンプレミア
・いつかまた/後会無期(中国)監督:ハン・ハン *ジャパンプレミア
・全力スマッシュ/全力扣殺(香港)監督:デレク・クォク *ワールドプレミア
・アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー(タイ)監督:メート・タラートン *インターナショナルプレミア
・牝狐リザ(ハンガリー)監督:ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ *ジャパンプレミア
・マン・フロム・リノ(アメリカ)監督:デイブ・ボイル *ジャパンプレミア
・マリキナ(フィリピン)監督:ミロ・スグエコ *ジャパンプレミア
・コードネームは孫中山/行動代號:孫中山(台湾)監督:イー・ツーイェン *ジャパンプレミア
・セーラ/雛妓(香港)監督:ハーマン・ヤウ *ジャパンプレミア
・サシミ/沙西米(台湾)監督:パン・ジーユエン *ワールドプレミア
・運命というもの(フィリピン)監督:アントワネット・ジェダワン *ワールドプレミア
・ヴァイオレーター(フィリピン)監督:ドド・ダヤオ *ワールドプレミア

●特別招待作品部門
・白河夜船(日本)監督:若木信吾 *オープニング作品/ワールドプレミア(4/25より公開予定)
・国際市場−原題−(韓国)監督:ユン・ジェギュン *クロージング作品/ジャパンプレミア(5月公開予定)
・単身男女2/單身男女2(香港)監督:ジョニー・トー *ジャパンプレミア
・ファニーを探して(インド)監督:ホミ・アダジャニア *ジャパンプレミア
・野火(日本)監督:塚本晋也
・黄金時代/黄金時代(香・中)監督:アン・ホイ
・カッパドキアの甘い恋(マレーシア・トルコ)監督:バーナード・チョウリー *インターナショナルプレミア
・軍中楽園/軍中樂園(台湾)監督:ニウ・チェンザー *ジャパンプレミア
・太陽に向かって撃て(韓国)監督:キム・テシク *ワールドプレミア

●特集企画:ニューアクション! サウスイースト
・バングラシア/猛加拉殺手(マレーシア・バングラデシュ)監督:Namewee *ワールドプレミア
・ガルーダの戦士ビマX(インドネシア)監督:おかひでき(特別篇)、石井てるよし(第2話) *テレビ作品
・ガルーダ・パワー(インドネシア・フランス)監督:バスティアン・マイアソンヌ *ジャパンプレミア
・クボ:化け物クロニクル(フィリピン)監督:エリック・マッティ *ジャパンプレミア
・ホイにオマカセ(ベトナム・韓国)監督:チャーリー・グエン *ワールドプレミア
・武士道スピリット(インドネシア)監督:リュウケン・ライッサ
・ドラゴン・ガール(ブルネイ) 監督:シティ・カマルディン *ジャパンプレミア

●特集企画:台湾:電影ルネッサンス2015
・逆転勝ち/逆轉勝(台湾)監督:コン・ウェンイェン *ジャパンプレミア
・軍中楽園/軍中樂園(台湾)監督:ニウ・チェンザー *ジャパンプレミア/TAIWAN NIGHT作品
・コードネームは孫中山/行動代號:孫中山(台湾)監督:イー・ツーイェン *ジャパンプレミア
・サシミ/沙西米(台湾)監督:パン・ジーユエン *ワールドプレミア
(小特集:エドワード・ヤンとその仲間たち)
・光陰的故事/光陰的故事(台湾) *デジタルリマスター版(3/14より劇場公開予定)
 監督:タオ・ドゥーツェン、エドワード・ヤン、クー・イーチェン、チャン・イー
・恐怖分子/恐怖彬子(台・香)監督:エドワード・ヤン *デジタルリマスター版(3/14より劇場公開予定)
・光と陰の物語:台湾新電影/光陰的故事- 台灣新電影(台湾)監督:シエ・チンリン *ジャパンプレミア

●特集企画:Special Focus on Hong Kong 2015
・アバディーン/香港仔(香港)監督:パン・ホーチョン *ジャパンプレミア
・点対点/點對點(香港)監督:アモス・ウィー *ジャパンプレミア/HONG KONG NIGHT作品
・黄金時代/黄金時代(香・中)監督:アン・ホイ
・セーラ/雛妓(香港)監督:ハーマン・ヤウ *ジャパンプレミア
・単身男女2/單身男女2(香港)監督:ジョニー・トー *ジャパンプレミア
・全力スマッシュ/全力扣殺(香港)監督:デレク・クォク *ワールドプレミア
・アイ・アム・ブルース・リー(アメリカ)監督:ピート・マコーマック *ブルース・リー生誕75 周年祝福特別上映

●特集企画:東日本大震災から4年メモリアル3.11
・唐山大地震/唐山大地震(中国)監督:フォン・シャオガン *ジャパンプレミア(3/14より全国公開予定)
・ヒアアフター(アメリカ)監督:クリント・イーストウッド

●チケット情報:2/21(土)よりチケットぴあ、他にて発売開始!

 以上の作品群の他、インディ・フォーラム部門にてCO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)助成作品およびCO2ワークショップ作品の4作品と新鋭監督による6作品、合計10本の作品が上映予定です。特集企画として、恒例の台湾、香港特集に加え、東南アジアに台頭する新たな動きに着目した「ニューアクション! サウスイースト」が加わった第10回大阪アジアン映画祭。さらに「オーサカAsia スター★アワード&トーク」として、日本を含むアジア映画界で顕著な功績と将来性に満ちた才能を選出し、受賞者トークが行われるのも新たな試み。10周年にふさわしい盛り沢山な企画で、今年も充実した映画祭になりそうです。


2015年1月25日:『KANO 〜1931海の向こうの甲子園〜』サプライズ付き!初日舞台挨拶

 15日のジャパンプレミア舞台挨拶に続き、ついに24日。公開初日に新宿バルト9にて、豪華ゲストによる舞台挨拶が開催されました。今回はKANOチームの日本人メンバー3名と、札幌商業ピッチャーの錠者くんを演じた青木さんも登壇ということで、これは見逃せないと遅れている原稿を残して取材してまいりました。上映が終わって、まず登壇したのは主演の永瀬正敏さん、坂井真紀さん、音楽のRakeさんと中孝介さん、KANOチームの日本人メンバーを演じた大倉裕真くん、飯田のえるくん、山室光太朗くん、そして青木健さんの8人。まずは、それぞれのご挨拶から。

 永瀬「永瀬です。ほんとうはあんなに(近藤監督みたいに)恐くないです。本日は朝早くから、お越しいただいてありがとうございます。やっと!やっと!やっと!初日を迎えられました。ほんとうに、皆さんありがとうございます」

 坂井「『KANO』の現場には、永瀬さんはじめウェイプロデューサー、スタッフ、キャストの皆さんの映画への揺るぎない情熱がいつもあって、すごく幸せでした。現場には飛び飛びで参加していたのですが、永瀬さんの隣りにいるだけで妻になれました。今日は、永瀬さんにもお礼を言いたいです。そして、その情熱が皆さんにも届きますように」

 大倉「小里初雄を演じさせていただきました大倉裕真です。今回、歴史上の人物を演じるのは初めてだったので、自分がふさわしいかどうかクランクインまでちょっと悩んでいたんですが、悔いが残ることなく撮影に挑めました」

 飯田「川原信男役を演じさせてもらった飯田のえるです。僕も映画は初めてで、こういうとこ(舞台挨拶)が初めてで、すごい緊張してて(笑)。舞台裏で『緊張する』と言うと、永瀬さんに『大丈夫だよ』と言われたので、もう大丈夫です」

 山室「福島又男役を演じさせていただきました、山室光太朗です。2年前に撮った作品ですが、記憶がぐちゃぐちゃになるくらいに、すごくいろんなことがあったので、興奮してます。初日が迎えられてうれしいです」

 青木「錠者博美役を演じさせてもらいました青木健です。こんな素敵な映画で、素敵な錠者という役をやらせていただきまして、ほんとうにうれしい限りです。錠者さんも歴史上の実在した人物で、あの後、戦場へ行って亡くなられたのですが、多分、今この映画を天国から観てくれたと思います。錠者さんもうれしがってくれてることを願います」

 Rake「主題歌も台湾と日本と合同で、5アーティストで歌わせていただいています。日本と台湾の素晴らしい歴史を描いた映画に携わることができて、KANOファミリーにいることがほんとうに光栄です」

 「こんなに豪華な皆さんと出会えたこと、台湾の3アーティストと一緒に歌うことがでたこと、『風になって』という素晴らしい曲に出会えたこと、そして今日皆さんと出会えたこと、そして皆さんがこの素晴らしい映画に出会ってくれたことを、とてもうれしく思います」

 ここで、本日のサプライズ企画が始動。15日のジャパンプレミアでは、台湾の子どもたちからの手紙で思わず涙してしまった永瀬さん。今回もそんな永瀬さんを驚かすために、スペシャルゲストが仕組まれていました。まず司会者の方が「今日は日本のメンバーで初日を迎えましたが、台湾のスタッフ、キャストの皆さんにも思いが届くといいですね」と振ります。

 永瀬「今日は残念です。台湾のキャストの皆さん、スタッフの皆さんとここに立ちたかったですけど、でもきっと、届いていると信じていますし、映画は僕たちが作っただけではだめで、皆さんに育てて頂くものだと思っていますので、もっともっと育てていただいて、今度は台湾から全員来てもらって、またこういう舞台挨拶ができればいいなあと思ってます」

 ここで「その思いが届いたようですよ。急きょ、この舞台挨拶に駆けつけてくださった方が到着されたようです!」と、スペシャルゲストが入場!

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主題歌が流れる中、マー監督と大江先輩を演じたチェン・ビンホンくんが台湾よりサプライズ来日。「永瀬サ〜ン!坂井サ〜ン!皆サ〜ン!」と叫ぶマー監督に驚きながらも、舞台上で感激の抱擁を交わす皆さん。
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今回は永瀬さんよりも、お隣の坂井さんが泣いてしまいました。


写真右:左よりRakeさん、中孝介さん、坂井真紀さん、永瀬正敏さん、マー・ジーシアン監督、チェン・ビンホンくん、大倉裕真くん、飯田のえるくん、山室光太朗くん、青木健さん
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 マー監督「(日本語)皆さん、私はマーです。どうぞ、よろしくお願いします。(中国語)この映画が皆さんに力や感動を与えることができれば、たいへんうれしいです。一生懸命撮りましたので、その力を全世界に向かって発していきたいです」

 ビンホン「(緊張しながらも日本語で)はじめまして。私は大江です。どうぞ、よろしくお願いします。(中国語)こんなに大勢の観客の皆さんを見ることができて、ほんとうにうれしいです。また、久しぶりに監督やチームのメンバーとも再会できてうれしいです。皆さんぜひ、この映画から力をもらってください」

 映画の前半で笑いを受け持っていた陽気な大江先輩。映画ではずっと日本語で話しているので、チェン・ビンホンくんが緊張して中国語で話しているのが逆に新鮮でした。再会の感想を求めれた永瀬さんはなぜか、ステージ後ろに少し下がって「あったかいですね。台湾の人は」。前回のプレミア時のように、今回も感激屋の永瀬さんを泣かせようという企画だったのですが、今回は「泣いてないですよ」と我慢している様子。むしろ、お隣の坂井さんが、さかんに涙をぬぐっておられて印象的でした。この後、マスコミと観客の皆さんも合同でフォトセッション。最後に再びメッセージをいただきました。

 マー監督「実は緊張してます。人間は常に未来を見ようとしますが、忘れていることが1つあります。過去です。過去の経験からいろんな力をもらい、学ぶこともできます。この映画が描いた1931年の台湾は統治下にありますが、これは間違いなく台湾と日本の歴史の一部です。この映画を観て、ぜひ皆さん、過去から学び、力をもらってください。本日はありがとうございました」

 坂井「この映画はほんとうに魅力的な映画だと強く思います。観るとたくさんのエネルギーをもらえる映画です。たくさんの方にこの映画を観ていただきたいなと思います」

 永瀬「ちょうど今年、甲子園でおこなわれる全国高校野球が100年を迎えるという記念すべき年に、84年前に実際に日本で、台湾のいろんな民族を超えたチームが頑張った『KANO』という映画を公開できたというのは、感慨深いものがあります。映画はお客さんのものなので、皆さんに愛して育てていただけますように。それから歌詞にもあるように、この映画が時の架け橋になれればいいなあと思います。台湾の皆さんにも感謝の言葉を述べさせていただきます」

 プレミア修了後、バルト9の売店で劇場パンフレットを購入したのですが、これがすごい長蛇の列に! それだけ、この映画への関心が高いということなんでしょうね。写真満載で資料的な価値も高いこの劇場パンフレット(800円)、映画をご覧になったらぜひお買い求めください。バルト9では映画の大きなパネルをバックに、バットを振る写真を撮ることもできますよ。


2015年1月16日:あけまして、おめでとうございます!&『KANO』プレミア裏話

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お見送りのため観客の皆さんを待つゲストたち
 すっかりご挨拶が遅れましたが、新年あけましておめでとうございます。昨年末から今月にかけて、『KANO』のプロモーション取材が続いており、24日の公開に向けて原稿を急がねばならないのでばたばたしておりますが、本年もよろしくお願いいたします。

 ということで、まずは昨夜15日の夜にヤクルトホールにて行なわれたジャパンプレミアイベントの裏話を1つご披露します。登壇ゲストはウェイ・ダーションPDにマー・ジーシアン監督、主演の永瀬正敏さん、妻を演じた坂井真紀さん、選手代表で呉明捷役のツォウ・ヨウニンくんと蘇正生役のチェン・ジンホンくん、そして主題歌を担当したRakeさんと歌手代表で中孝介さんが並びました。舞台挨拶イベント終了後は、ロビーの一角にてミニ記者会見。その後、上映中は各メディアによる取材があり、アジクロはフレッシュなイケメンスポーツマン、ツォウ・ヨウニンくんとチェン・ジンホンくんをインタビューさせていただきました。これまた、ロビーの一角や階段の踊り場を利用しての取材。皆さんが映画をご覧になっている間、外では様々な取材が続いていたわけです。そして、上映終了後に観客の皆さんをお見送りするためのセッティングが(写真)。エンディングソングが終わった後、ホールから大きな拍手が聞こえると、お客さん待ちのゲストの皆さんからも歓声があがり、思わず万歳。その場にいた皆で拍手しました。日台共同でのプロモーションも終盤に近づき、名残惜しそうな永瀬さんが印象的でした。

 先月の来日時も雨模様でしたが、昨日はアラレのような雨の寒い1日。にもかかわらず、ヤクルトホールは約550人の観客の皆さんで満席に。関係者の招待席もかなりあったのですが、通常は空席が散見されるこちらも満席で、本作への期待の高さが伺えました。こちらには濱田先生を演じた吉岡そんれいさんの顔も。また、マー監督のFacebookには、福島くんを演じた山室光太朗くんや嘉中の投手役を演じた荒幡大樹くんとの再会写真もアップされていました。


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