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asicro column

更新日:2006.7.30

アジア接近遭遇の旅

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「Setstock’06」でアジア屋台三昧

 日本は夏真っ盛りですね。そんな2006年の夏、各地で恒例の夏フェスが行われております。有名ドコロでは「フジロック・フェスティバル」とかでしょうか。(富士山近辺で開催されているのかと思っていたら新潟でした…笑)

 ああ、真夏の祭典! カンカンと照りつける太陽の下、様々なミュージシャンの演奏・歌声・パフォーマンスに身を委ねながら、全てを忘れ踊り狂う全くもって夏らしいこの祭り! お目当てのミュージシャンを見るためでもいい。ただバカ騒ぎしたいだけでもいい。広い会場内でピクニック気分を味わうのもいい。用意されてる各種屋台で舌鼓を打つのもいい。とにかく、夏はフェスティバルなのです! 歌って踊って騒いで暴れてこそ、ナンボなのです!

 そんなわけで、私も行ってきました(笑)。日本の夏を象徴すべく、広島は国営備北丘陵公園にて催された「Setstock’06」に! この公園は非常に広くてきれいです。でも、それだけ歩かないといけないという難点が(@@)。ステージも2つ設置されていて、交互に演奏されるので、私たち観客は途中で好きな方へ行ったり来たりできるのです。

 日焼けを恐れる私を余所目に、会場内にいる若い衆は皆、思い思いの服装でフェスを楽しんでいます。水着かよ?! と思うような露出の激しいものや、会場内で売っているオフィシャルグッズのTシャツだったり…。「毎年来てます!」とアピールしまくりな、去年のオフィシャルTだったり。ああ、そんなに肌を出したら、数年後に恐ろしいことになりますぜ〜。長袖・首にタオル・ジーンズ・スニーカー・帽子で、暑苦しいことこの上ない私の考えなど、彼らにはまるで届いていませんがね(笑)

 屋台には、祭りに欠かせない日本古来の料理(焼きそばとかタコ焼きとか…)はもちろんですが、インド料理やスリランカ料理、韓国料理(こんなところでも韓流が!)などもあって、多彩! アジア各地の料理までもが、この場所だけで堪能できるのです。その場で作ってくれるので、出来たてアツアツ! 汗ダラダラになりながら、アツアツのものを食べる! ああ、夏の醍醐味!(食べ終わったら、ちゃんとゴミ箱に入れることを忘れずに。)

 さてさて。主役のミュージシャンたちですが。2daysで25組の出演。日本歌謡界(?)に疎い私には、聞いたこともないグループも中にはいたけれど、なかなか楽しいメンバー選出。広島で開催されているから(だよね絶対)、広島出身の奥田民生を筆頭に、ウルフルズ、真心ブラザーズ、グループ魂、ORANGE RANGE、吉井和哉、Cocco、HY、湘南之風、サンボマスター、CHEMISTRY、KREVA、くるり、ストレイテナーetc.。

 やはり有名どころの方々が出てくると、一気に会場ボルテージはUPしますな。どこからこんなにやってきたんだ?ってくらい周りは人間だらけになってしまいます。それがまた、皆同じ動きをするもんだから見てると恐ろしいものがある上に、自分も同じ動きをしないと危険な気になってしまうのが、不思議で面白いところです(笑)。

 代表曲が多数あるということは、こうゆう時に本領を発揮。知らない曲を演奏されるより、断然知ってる曲の方が誰でも乗れるわけですし。よく知ったグループ、(私的には)知らなかったグループ、様々だけど、皆それなりに盛り上がっているのもフェスのいいところ。暑くて暑くて、誰もが壊れて、ロケンロールですもの。いいんです、知らなくたって、知ってたって、楽しければね! だって夏だもの! 弾けなくてどうする! どか〜〜んっっ!

 真夏のフェスは、日が暮れようとも続きます。年齢を重ね、ある程度自分の限界を知っている私は、無理せず途中で帰りましたが(最後までいて、帰宅ラッシュに巻き込まれるのがイヤ)、シャトルバスの中でドカドカ聞こえてくる会場の音を心地よく感じながら、翌日からの疲労感を考えてガックリするのでした(笑)。

 こんな風に、日本ではもう恒例化している夏フェスですが、アジア各地ではどうなんでしょう? 一般的なコンサート会場などで、何組かが集まってイベントみたいなのはよくやっていますが、屋外でっていうのは…? 日本を制覇したら、ぜひアジア各地でのフェスにも参加してみたいものです。そうでなくても暑い、アジア各地での炎天下ステージ。体調不良者続出になりそうですが、それもまた夏の思い出…。夏はまだまだ続きます。皆さんも、日本恒例夏フェスに出かけてみませんか?

(2006年7月28日)

text by あチョ●プロフィール
大分県出身。『好きなら突き進め』を胸に日々感動を求めてアジア各地をさ迷い中。

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