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asicro interview 37

更新日:2010.11.05

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いたずら好きだが気遣いの人でもある
Q:ジャンプ台もこわいけど、それ以上に訓練シーンの方が怖いですよね? 車の上に乗ったりとか…。

 ジョンウ「車の上で走るシーンでは恐怖心がありました。後、信号にぶつかるんじゃないかと(一同爆笑)。なので、できるかぎり姿勢を低くしていました」

Q:撮影中、後輩にいたずらをしていたそうですが、どんないたずらをしたのですか?

 ジョンウ「いたずらは大好きです。退屈なのが嫌いだったんです。山の中のリゾートで長期間合宿をしたので、チームでいたずらをしたり、笑ったり話したりするのが唯一の楽しみでした」

Q:チームワークの士気を高めるためのいたずらだったのですか?

 ジョンウ「撮影現場に行った時にチームワークができるといういい効果もありました。俳優の中には、『国家代表!?』でのような大きな役をやったことがない人も多かったので、そういう人たちをリラックスさせるために雰囲気を和らげようと、自分がちょっと気を遣ったという面もありました」

Q:今回はお父様のキム・ヨンゴンさんとも共演されましたが、心配されていませんでしたか? 演技の話などはするのですか?

 ジョンウ「この作品に限らず、以前から自分が出る作品に対しては何も言いません。演技というのはお前がやるものだ、といつも教わっています。だから、自分で気づき、一人で探究してやるものだと、自分でも思っています。なので演技に対するものは特にないのですが、俳優というのは日常生活が重要だということで、普段生きていく上でのいろいろな助言はしてくれます」

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こんな訓練は実際にはありません(笑)
Q:あまり一緒のシーンはありませんでしたが、共演して恥ずかしくはなかったですか?

 ジョンウ「ちょっと恥ずかしかったです。例えば、最後の空港でのシーンはとても恥ずかしかったので、監督にお願いして、父や他の俳優さんたちのシーンを先に撮影してもらい、自分は一番最後にしてもらいました。重要なのは、今の段階が後でよいアルバムになるのではないかということ。良い思い出を作るのにいい時期なんだと思います。父の前でお母さんを探すという演技は、ちょっとおかしかったですね(笑)」(一同笑)

Q:『ノーボーイズ、ノークライ』では日本語の歌に挑戦し、今回は英語のセリフにかなり苦労されたと思いますが、どちらが大変でしたか?

 ジョンウ「どちらも同じでした。英語での演技に関しては、以前にアメリカで『二度目の恋』という映画を撮っているので、多少の自信がありました。英語は勉強してもいつも限界を感じるけれど、日本語は、まだやり初めですが、やればやるほど面白い。韓国語と似ている部分もありますし。ただ、どちらが大変だったかといえば、どちらも同じです」

Q:今、撮っているナ・ホンジン監督の新作はどんな作品でどんな役ですか?

 ジョンウ「外見は、今のこのヒゲを生やしている状態です。現在、9ヶ月連続で撮ってます。役柄は中国にいる朝鮮族で、妻を探しに韓国に来るのですが、同時に借金があり、借金を返すために殺人をするという設定で韓国にやって来ます。その過程でいろんなごたごたに巻き込まれ、最後に何かがあるというアクション・スリラーです」

Q:タイトルは?

 ジョンウ「韓国では『Yellow Sea(黄海)』。12月12日に公開予定です」

Q:また、怖い役柄に戻るんですね(笑)

 ジョンウ「怖くはありません。自分の家族のためというのが根底にあり、妻を探すため、生きるためにどうしようか、という物語なので」

Q:挑戦してみたい違うジャンルの映画はありますか?

 ジョンウ「幼い頃から、ティム・バートン監督が撮っているような、童話のようなファンタジー映画をやりたいといつも思っています」

Q:それはぜひ観てみたいです。

 ジョンウ「必ずやります(笑)」

Q:ティム・バートン監督の映画に出られるんじゃないですか?

 ジョンウ「そんな日が来たらうれしいですね」

Q:期待してます。

 ジョンウ「一生懸命やります」

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通訳を介さなくても日本語の質問に反応していたハ・ジョンウ。次回作も楽しみ!

Q:ティム・バートンに限らず、海外からの合作のオファーも多いのでは?

 ジョンウ「何回かありましたが…あ、何回かじゃなくて2、3回だな(笑)。でも、いろんなことがあってタイミングが合わず、できませんでした」
 という通訳さんの日本語訳を聞きながら一緒に笑っているハ・ジョンウ氏を見て

Q:日本語がすごくわかっておられますね? まだかなり勉強しているのですか?

 ジョンウ「そうです。勉強に終わりはないので。『ノーボーイズ、ノークライ』の時に日本人のスタッフや妻夫木さんと一緒にたくさんお話したので、そのおかげで単語を聞くと何を言っているのか感覚的にわかるような気がします」

Q:日本の映画にも出てください。

 ジョンウ「私もそうしたいです。コメディで(笑)」

 ここで残念ながら、インタビューは終了。「オツカレサマデシタ。写真を撮らずにもっとお話をしたいのですが…」とはうれしいお言葉。写真撮影時は役柄のイメージのせいか、シリアスな表情を求められていましたが、笑った時のやさしい表情が好きなので「笑ってください」とお願いすると、人なつこい笑顔をたくさん見せてくれました。ナ・ホンジン監督による次回作も楽しみですが、ハ・ジョンウが演じるファンタジー作品もぜひ観てみたいものです。『国家代表!?』では英語のセリフもかなり多く、多様な面が観られます。緊張感あふれるジャンプシーンや迫力の映像と共に、ぜひ劇場でご堪能ください。

(2010年9月16日 渋谷アミューズソフトにて3媒体合同取材)


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