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国家代表!?

監督・脚本:キム・ヨンファ
撮影:パク・ヒョンチョル
編集:パク・コッジ
美術:ヤン・ホンサム
音楽:イ・ジェハク
出演:ハ・ジョンウ、ソン・ドンイル、キム・ジソク、キム・ドンウク、チェ・ジェファン、イ・ジェウン、イ・ウンソン

2009年/韓国
日本公開日/2010年10月23日
カラー/スコープサイズ/SRD/146分(国際版)
配給:ゴーシネマ
(C) 2009 KM Culture. Showbox Mediaplex
2009年 青龍映画賞/監督賞(キム・ヨンファ)
 撮影賞(パク・ヒョンチョル)人気スター賞(ハ・ジョンウ)
2009年 大鐘賞映画祭/監督賞(キム・ヨンファ)
 映像技術賞(ジョン・ソンジン、ホン・ジャンピョ)
2009年 利川春史大賞映画祭/最優秀作品賞
 男優助演賞(ソン・ドンイル)/女優助演賞(イ・ヘスク)
 音響技術賞(イ・スンチョル、イ・スンジン、イ・サンジュン)
 映像技術賞(ジョン・ソンジン、ホン・ジャンピョ)
 共同演技賞(ハ・ジョンウ、キム・ジソク、キム・ドンウク、
 イ・ジェウン、チェ・ジェファン)
2009年 韓国映画評論家協会賞 監督賞(キム・ヨンファ)  音楽賞(イ・ジェハク)/技術賞(エフェクト・ストーム) 2009年 ディレクターズ・カット授賞式
 今年の新人演技者賞(キム・ドンウク)
2010年 百想芸術大賞 映画部門 作品賞
 男子最優秀演技賞(ハ・ジョンウ)

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国家代表!?(国家代表/Take Off)

story

 1996年、全羅北道の茂朱(ムジュ)に冬季オリンピックを誘致するため、正式種目の1つであるスキージャンプの国家代表チームが急遽作られる。コーチに任命されたのは、こどもスキー教室の講師パン(ソン・ドンイル)。主将には、養子制度でアメリカに渡り、元米国アルペンスキージュニア代表だったボブ(ハ・ジョンウ)に白羽の矢が立った。

 実の母親を探すため来韓していたボブは、公的機関の協力が得られず祖国に失望していた。しかも、アメリカ育ちでアメリカ国籍の自分が国家代表なんてとんでもないと固辞するが、オリンピックに出れば母親が探しに来るはず、という言葉に乗せられなんとなく代表入りする。

 続いてスカウトされたのは、ドラッグ使用で金メダルを剥奪された元スキー選手のフンチョル(キム・ドンウク)。さらに彼の高校時代のスキー仲間で、今は祖母と弟を養っているチルグ(キム・ジソク)、焼肉店を経営する父親(イ・ハンウィ)に1日中こき使われているジェボク(チェ・ジェファン)。さらに補欠として、チルグの弟で天然のボング(イ・ジェウン)も加わえることに。

 最後まで反発していたフンチョルは、コーチの娘スヨン(イ・ウンソン)が現れた途端、彼女をモノにすることを目標に、チームに合流する。こうして、スキージャンプ経験ゼロのコーチと選手たちによる国家代表チームが結成。特訓が開始される…。

●アジコのおすすめポイント:

 韓国で初めてスキージャンプの代表チームが結成されたのが97年頃。14歳〜17歳の少年4人によるチームでした。そんな彼らの国家代表デビューをベースにした、ほぼ実話(笑)が本作。韓国では昨年夏に記録的な大ヒットとなり、本作のおかげで、スキージャンプ競技と選手たちが注目を浴びています。ドイツのワールドカップで大規模ロケを行い、長野オリンピックでの逸話を再現するなど、オリンピック競技シーンでの臨場感は圧巻! 実際に飛んでいるのは、もちろん本物の選手たちです。エンディングロールでは、彼らの写真も出て来ますが、なかなかのイケメン揃い。長野以来、韓国代表チームを追っている日本人ライターさんのブログがあるので、こちらもご覧ください。

 さて、そんな彼らのストーリーを「信じれば実現できる」勇気の物語に作りあげたのは、『オー!ブラザーズ』『カンナさん大成功です!』とたて続けにヒット作を放っているキム・ヨンファ監督。また、仕事とはいえ、3ヶ月の集中特訓を受けて、スキージャンプ選手という過酷な役柄に挑戦した俳優たちの勇気も賞賛もの。実際「怖かった」と語るボブ役のハ・ジョンウにインタビューしましたので、こちらもお読みくださいね。

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