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花様年華2001

花様年華2001(花様年華2001/In the Mood for Love 2001)

監督:ウォン・カーウァイ
脚本:ウォン・カーウァイ
撮影:クリストファー・ドイル、クァン・プンリョン
編集:ウィリアム・チョン
造形美術:ウィリアム・チョン
衣装:ウィリアム・チョン
音響:トゥ・ドゥーチ
音楽:梅林茂
出演:トニー・レオン、マギー・チョン

2001年/香港
特集上映日:2026年5月1日
カラー/1.66:1/5.1ch/9分
字幕:岡田壮平
配給:アンプラグド
©2000-2001 Block 2 Pictures Inc.
©2019 Jet Tone Contents Inc.
2001年 カンヌ国際映画祭
 *マスタークラスにてプレミア上映

story

 コンビニ店内。女(マギー・チョン)は携帯で話している。喧嘩しているようだ。冷蔵庫からドリンクを取り出して飲み、空腹を満たすためにケーキを食べる。いつものことだ。店主の男(トニー・レオン)はドアのガラスを拭いている。きれい好きなのだ。女は支払いをすると「彼が来たら渡して」と店主に鍵を預けていった。店主は彼女のことがなんとなく気になっている。

 数日後、女が鍵を取り戻して出て行く。客の女がバナナを探している間に酒を万引きして逃げた。追いかける店主。酒は取り戻したが、争ったようで鼻血が出ている。手当をしていると、鍵を取り戻して帰ったはずの女が、血だらけで店に入ってきた。彼女も鼻血が出ている。男の女とやりあったようだ。今日はサングラスをしている。女は酒を飲み、残っていたケーキを全部平らげて眠ってしまった。

 ケーキのクリームが口元に残っている。店主は彼女の口元をきれいにしてあげたくなる…。

アジコのおすすめポイント:

2001年に撮影されていたという『花様年華』のデザート編です。もともと『花様年華』は「Three Stories about Food」というタイトルで構想されており、異なる3つの時代を描く三部作になる予定だったとか。だとすると、ステーキを食べるシーンが出てくる本編はメインディッシュでしょうか。では、前菜は…?と余計なことが気になりますが、本編では成就しなかったふたりの出会いが、時を経て新たな出会いを繰り返すなんて素敵ですね。食べるシーンに情感を込めるのもウォン・カーウァイらしい。3つのシークエンスからなるこの短編は、2001年のカンヌ国際映画祭マスタークラスで上映されたまま、長らくお蔵入りになっていたのですが、昨年、中国と香港で25周年監督特別版として上映されました。そして、日本でも公開25周年を記念したこのタイミングで晴れて上映されることになったのでした。官能的なラストまでじっくりとご堪能ください。鼻血の日に着ている黒い花柄の入ったピンクのシャツ、さすがトニーさん似合ってます。

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