logo

ヴィクラム

ヴィクラム(Vikram)

監督:ローケーシュ・カナガラージ
脚本:ローケーシュ・カナガラージ、ラトナ・クマール
撮影:ギリーシュ・ガンガダーラン
編集:フィローミン・ラージ
アクション監督:アンバリヴ(アンヴマニ&アリヴマニ)
音楽:アニルド
出演:カマル・ハーサン、ヴィジャイ・セードゥパティ、ファハド・ファーシル、カーヤトリ・シャンカル、カーリダース・ジャヤラーム、スーリヤー(特別出演)

2022年/インド
日本公開日:2025年5月30日
カラー/シネスコ/5.1ch/タミル語/171分/R15+
字幕:渡辺はな
字幕監修:小尾淳
配給:ツイン
©2022 Raaj Kamal Films International.

2023年 フィルムフェア・アワード・サウス タミル語部門
 主演俳優賞(カマル・ハーサン)
2023年 南インド国際映画賞 タミル語部門
 監督賞(ロケーシュ・カナガラージ)
 主演男優賞(カマル・ハーサン)/助演女優賞(Vasanthi)
 音楽監督賞(アニルド・ラヴィチャンダー)
 プレイバック男性歌手(アニルド・ラヴィチャンダー)

poster

story

 2019年3月9日の深夜、チェンナイ郊外。コンテナを積んだトラックが使われていない武器庫に到着。積荷を隠す。6月7日、チェンナイで誘拐事件が発生。警察が追跡するも、被害者のカルナン(カマル・ハーサン)は胸を刺された後、犯人たちが投げた手榴弾で爆死する。

 事件は黒覆面の男5人の犯行で、「既存の体制に宣戦布告する」という殺害ビデオメッセージが警察に届いていた。被害者は3人。元局長のラージ、補佐官のブラバンジャン(カーリダース・ジャヤラーム)、そしてカルナンだ。麻薬取締局のジョーズ(チェンバン・ヴィノード・ジョーズ)は黒部隊(ブラック・スクワッド)のアマル(ファハド・ファーシル)に捜査を依頼する。

 黒部隊は政府直属の工作員で、潜入捜査を得意とし、あらゆる権限が許されていた。アマルはカルナンだけが無職で酒飲みの中年男だったことに注目。ただ、殺される前にブラバンジャンの養父になっている。ブラバンジャンはコカインの原材料を発見していた。アマルはチェンナイの麻薬王サンダナム(ヴィジャイ・セードゥパティ)が事件の鍵を握っていると予想。配下に潜入する。

 アマルには、彼の正体を詮索することなく付き合ってくれる恋人ガーヤトリ(カーヤトリ・シャンカル)がいた。アマルは仲間に祝福されて彼女と結婚。彼女の助言のおかげで、カルナンに関する重要な物を発見することになる。彼は生きているのではないか?

 すべてを明らかにするため、次の標的を守ろうとするが間に合わず、5人組の1人ビジョイ(ナレーン)を捕らえる。次の標的はサンダナムが後ろ盾になっている権力者のルドラ(Aruldoss)だ。姉の結婚式に狙われる可能性が高い。サンダナムは警察を信用せず、自分が守ると息巻くのだが…。

 そして、現れた黒覆面の男たち。アマルは確信する。率いているのは、憧れの伝説の男。行方不明になっている初代黒部隊の司令官ヴィクラム(カマル・ハーサン)だと…。

アジコのおすすめポイント:

冒頭で主演俳優が殺される!え?そんなバカな…とふしんに思いながら観ていると、後半でストーリーが逆転するというトリッキーな展開になっています。監督は『レオ:ブラッディ・スウィート』(主演はヴィジャイ)の公開が6/20に控えるローケーシュ・カナガラージ。過去作の主人公もチョイ役で登場させるなど、心憎い演出も。囚人ディリがトラックを運転させられてます。お顔は映らないけど、声はもちろんカールティ本人。(追記します)

p2 p3

▼公式サイト ▼予告編