story
1991年、フィリピンでピナツボ火山が大噴火。カルメン(ジョナ・ゾレタ)は、自分たちが噴火を起こしたと信じるカルト集団に属している。彼女は愛するアービングが自分と赤ん坊を置いてアメリカへ帰ったため、自分の命をマイケル・ジョーダン・ウリリと名付けた赤ん坊に捧げ、黒魔術の儀式で自害する。
ウリリは将来プロのバスケットボール選手として世界の頂点に立つ。カルメンの願いを叶えるため自害を手伝ったルイス(マーカス・アドロ)は、血の洗礼を受けた赤子とカルメンがウリリのために残した日本車ギャランΣを、仕事仲間のロシェル(エイドリアン・ヴェルガラ)に託した。
成長したウリリ(イヴ・バガディオン)は大学のバスケットボール・チームに所属。才能は開花し、友人チャールズ(チャールズ・アーロン・サラザール)とやっている賭博試合で実力は知られているが、大学のマンリケコーチ(イアン・ロモンゴ)は息子のアロンソ(ミゲル・レイエス)を贔屓しており、黒人系のウリリは控え選手のままだ。
負傷した選手に代わり、やっと試合に出たウリリはロングシュートを決め、試合に勝つ。ウリリに熱い視線を送っているのはモーリーン(バーバラ・ルアロ)だ。右足がひどく痛むが、ウリリはモーリーンと深く愛し合っていた。
LAからスカウトがやって来るが、ウリリはエンリケ親子の策略で試合に出られない。しかも、怒るウリリをコーチがクビにし、大学からの奨学金も貰えなくなった。だが、知事戦が行われ、スカウトもやって来た。ウリリはアロンソと1対1の勝負で勝ち、チャンスが巡ってくる。
その頃、モーリーンの妊娠がわかり、彼女は家を出た。ウリリは右足の靭帯を負傷。手術が必要になる。モーリーンに大切なギャランΣを売ってはと言われ、ウリリは激怒。行き詰まった二人の前に、ルイスが現れた。守護者としてウリリを見守っていた彼は、二人に仕事を紹介するのだが…。
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