監督：イ・サンヨン
脚本：キム・ミンソン、チャ・ウジン
脚色：マ・ドンソク、イ・サンヨン、イェ・ドンウ
撮影：イ・ヒョン
照明：イ・スンホ
編集：キム・ソンミン
美術：パン・ギルソン
武術：ホ・ミョンヘン、ユン・ソンミン
音楽：モク・ヨンジン
出演：マ・ドンソク、イ・ジュニョク、青木崇高、イ・ボムス、キム・ミンジェ、コ・ギュピル、チョン・ソクホ、アン・ホセ、イ・ジフン、キム・ドゴン、ハン・ギュウォン、チェ・ウジュン、チェ・ドング、國村隼
2023年/韓国
日本公開日：2024年2月23日
カラー/シネマスコープ/105分/PG12
字幕：根本理恵
配給：ツイン
©ABO Entertainment presents a Bigpunch Pictures & Hong Film & B.A. Entertainment production
2023年 青龍映画賞 韓国映画最高興行賞
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犯罪都市 NO WAY OUT
（犯罪都市3/The Roundup:No Way Out）
story
2015年、仁川の港では日本から密輸した麻薬を横流しして儲けている連中がいた。麻薬捜査中に捕らえられた刑事を容赦なく始末したのは、汚職刑事のチュ・ソンチョル（イ・ジュニョク）だった。
ソウル。クムチョン警察署から広域捜査隊に異動したマ・ソクト刑事（マ・ドンソク）は、今朝も車で通勤途中に事件解決。街中で暴れるゴロツキたちを圧倒的な拳で一掃し、感謝されていた。新しい部署では上司チャン・テス（イ・ボムス）の信頼も厚く、キム・マンジュ（キム・ミンジェ）という新しい相棒もできた。
その日、若い女性の転落死事件に急行したマ刑事は、被害者が合成麻薬ハイパーの大量摂取で死亡した後、自殺に見せかけてビルから落とされたことを知る。これは殺人事件だ。犯人に迫るべく、麻薬の流通経路から捜査を始め、被害者が通っていた会員制クラブにマンジュと潜入する。
読みはあたり、クラブでハイパーを発見。警察が一斉検挙に乗り込んだ。口の硬い経営者を「真実の部屋」で尋問すると、日本のヤクザと通じる男の名前が判明。潜伏先に急行したテスは20キロ以上の合成麻薬を押収するが、顔を隠したソンチョルたちに強奪され、テスは重傷を負う。
その麻薬は、ソンチョルが中国マフィアと取引するためのものだった。一方、韓国との麻薬ビジネスを展開する日本ヤクザの一条会長（國村隼）は、麻薬が横流しされていることに激怒。麻薬を盗んだ者たちを制裁するため、極悪非道な解決屋リキ（青木崇高）をソウルへ送り込む。
麻薬を横流ししていたトモ（アン・セホ）はリキたちから逃げるため、20キロの麻薬を隠して逃亡。取引に支障が出たソンチョルたちもトモを探す。一方、マ刑事は九龍署の不穏な動きを感じ取り、トモとつるんでいたヤンホ（チョン・ソッコ）やヤクザに恨みを持つ白鮫組のチョロン（コ・ギュピル）を巻き込んで、トモに迫っていくのだが…。
アジコのおすすめポイント：
マブリーことマ・ドンソクの大ヒットシリーズ『犯罪都市3』が、『犯罪都市 NO WAY OUT』の邦題で公開です。地方刑事だったマ・ソクトですが、ベトナム出張で解決した凶悪誘拐事件から7年後の2015年、晴れて広域捜査隊に栄転。新たな上司にイ・ボムス、相棒にキム・ミンジェを迎え、事件も対戦相手もスケールアップ。日本ヤクザが絡む麻薬取引事件の中で、2人の凶悪犯を相手に戦いを挑んでいきます。
監督は前作に続くイ・サンヨン。敵役を演じるのは、イ・ジュニョク（『野球少女』のコーチ！マブリーとは『神と共に』で共演）と我らが青木崇高。イ・ジュニョク氏は体重を20キロも増やし、筋トレもこなしながらアクショントレーニングを受けたとのこと。「オファーを受けてマネージャーと飛び上がって喜んだ」という青木さんは、『るろうに剣心』のアクションチームに協力してもらってトレーニングを重ね、様々なアイデアを出してキャラクターを作っていったそうです。それぞれに個性的で、凶悪なヴィランに仕上がっております。
対するマブリーは、キャラクターは昔から変わらず一本気で正義感が強いけど、どっか抜けててユーモラス。今回は飛び交う日本語での言葉遊びも面白く、笑えるシーンも随所にあります。そしてアクションシーンもスケールアップ。いつものワンパンチスタイルから連打シーンが増え、よりボクシングを意識したアクションになっています。
今回は前作でかなわなかった来日プロモーションも実現。監督と共に来日し、公開前の14日、バレンタイン・デイのプレミア舞台挨拶に登場し、初の公式来日で盛り上がりました（その様子はこちら）。そしてそして、3年後のラストシーンにはお楽しみも。2018年に何が起こるのか？今年前半に公開予定のシリーズ4作目を楽しみに待ちましょう。
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