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監督:ウィル・メリック&ニック・ジョンソン
原案:セヴ・オハニアン&アニーシュ・チャガンティ
脚本:ウィル・メリック&ニック・ジョンソン
撮影:スティーヴン・ホラーラン
編集:オースティン・キーリング、アリエル・ザコウスキー
音楽:ジュリアン・シェール
出演:ストーム・リード、ニア・ロング、ヨアキム・アルメイダ、ケン・レオン、エイミー・ランデッカー、ティム・グリフィン、ダニエル・ヘニー

2023年/アメリカ
日本公開日:2023年4月14日
カラー/1.85:1・2.35:1/DCP/111分
字幕:
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

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story

 どこか山奥にある家の部屋で、大好きな父ジェームズ(ティム・グリフィン)が幼いジューン(アヴァ・リー)と遊んでいるのを母グレイス(ニア・ロング)が撮影している。父は病気のようだ。そして、その時の映像がジューンにとって最後の父との思い出だった。その後、父は亡くなったのだ。

 高校生のジューン(ストーム・リード)はシングルマザーとして働くグレイスと二人暮らし。いつもパソコンにかじりついて人気事件番組を見たりゲームをしたり。友人や母とはSNSやスマホで会話している。母には新しい恋人ケヴィン(ケン・レオン)がいて、二人はこれからコロンビア旅行へでかける。留守中は母の親友で弁護士のヘザー(エイミー・ランデッカー)が面倒をみてくれるが、ジューンはお堅いヘザーが苦手だった。

 母のいない間、ジューンは友人たちを呼んで遊びまくった。帰国日には空港へ母を迎えに行く約束だ。だが、忘れて寝過ごしてしまい、代行サービスに連絡して掃除をしてもらうことに。急いで空港へ行き母を待つが、母は出てこなかった。電話もSNSも繋がらない。不審に思ったジューンは、二人がコロンビアで滞在していたホテルに連絡。現地の大使館を通じて、警察にも連絡をした。

 ケヴィンとも連絡がつかないので、ホテルにチェックアウトした日の監視映像を見たいと申し出るが、毎日上書きされるという。そこで、現地のなんでも代行サービスを検索。安く頼めそうなハビ(ヨアキム・デ・アルメイダ)に頼んで、映像を見てもらうことにする。さらに、ケヴィンのSNSに入り込み、母と出会い系サイトで知り合ったことを知るが、多数の女性とのやりとりが見つかり、彼には結婚詐欺の前科があったことがわかる。

 現地大使館に行方不明の捜索願を出したジューンは、担当のパーク捜査官(ダニエル・ヘニー)から連絡を受け、事件として扱ってもらえることになった。謎の母親失踪事件はネットでも話題となり、噂や憶測が広がっていた。そんな中、スマホの移動履歴から、母が飛行機に乗っていなかったことがわかり…。

アジコのおすすめポイント:

旅行から帰国するはずだった母親を探すため、Z世代の娘がSNSやライブカメラ、監視カメラ、ハッキングなど、あらゆる手段を駆使して検索捜索する様子を、オンライン映像だけで見せるサスペンスドラマです。前作となる『search/サーチ』は未見なので、一体どんな映像になるのか?映画として成立するのか?興味津々だったのですが、巧みな画面切り替えでちゃんとサスペンスドラマになっているのはさすが。さらに、主人公が危険にさらされる様子や、移動する展開もすべてスマホや何らかのデバイスに映っている映像として提示されます。監督&脚本は前作で編集を担当していたウィル・メリック&ニック・ジョンソン。前作の監督だったアニーシュ・チャガンティは原案&製作を担当。前作と同じ5人のフィルムメーカーが役割を変えて本作を完成させています。主演のストーム・リードと母親役のニア・ロングはアフリカ系。疑惑の恋人役ケン・レオンと捜査官のダニエル・へニーはアジア系、助っ人のヨアキム・デ・アルメイダはボルトガル人…と多国籍なキャスティングも今のアメリカらしい布陣。予想外の展開が待ち受ける終盤、果たして主人公はどうやって危機から逃れるのか? 最後までお楽しみください。それにしても、ここまで情報が筒抜けになってしまう社会は、やっぱり怖いなあ。


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