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響け!情熱のムリダンガム

響け!情熱のムリダンガム(Sarvam Thaala Mayam/Madras Beats)


監督:ラージーヴ・メーナン
脚本:ラージーヴ・メーナン
撮影:ラヴィ・ヤダヴ
編集:アンソニー
音楽:A.R. ラフマーン
出演:G.V. プラカーシュ・クマール、ネドゥムディ・ヴェーヌ、アパルナー・バーラムラリ、クマーラヴェル、ヴィニート、ディヴィヤダールシニ、スメーシュ

2018年/インド
日本公開日:2022年10月1日
カラー/シネスコ/5.1ch/DCP/タミル語/132分
字幕:
配給:テンドラル
©Reliance Entertainment ©HRX Films ©Nadiadwala ©Grandson Entertainment ©Phantom Films.
2018年 東京国際映画祭 正式出品
2019年 上海国際映画祭 正式出品

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poster


story

 ピーター(G.V. プラカーシュ・クマール)は伝統打楽器ムリダンガム作りの名人ジョンソン(クマーラヴェル)の息子。人気俳優ヴィジャイの大ファンで、ファンクラブ・イベントで太鼓を叩くのが自慢だ。公務員試験を受けるがやる気が出ず、途中で抜け出して新作映画のオープニングイベントへ出かけてしまう。

 ところが、チンピラの喧嘩に巻き込まれて怪我。病院へは行かず、仲間の知り合いの看護師の家へ。そこで出会ったのがサラ(アパルナー・バーラムラリ)だった。ピーターはすっかりサラの虜に。だが、真面目なサラは彼を相手にしなかった。

 サラのためにも就職しようと思うが、勉強は苦手。父の太鼓作りを見て興味が湧くが、貧しい両親はピーターに公務員になって欲しかった。そんなある日、人間国宝ヴェンプ・アイヤル(ネドゥムディ・ヴェーヌ)のコンサート会場へ、交換用の太鼓を届けに行く。ステージでアイヤルの演奏を聴いたピーターは、すっかりムリダンガムに魅了される。

 早速、弟子入りしようとアイヤルの屋敷に出向くが、身分のせいで門前払い。ピーターは諦めず門の前で夜を明かし、集まった子どもたちと太鼓を叩いた。アイヤルはその様子を見ていた。しつこく付きまとうピーターに辟易しながらも、寺院で吉兆の鐘が鳴り、アイヤルは弟子入りを認める。

 同期には、良家の息子でアメリカ留学帰りのナンドゥ(スメーシュ)もいた。教えるのは一番弟子のマニ(ヴィニート)だが、マニはピーターをいじめてばかり。アイヤルはマニを叱責して口論になり、マニは追い出されてしまう。ピーターの演奏に才能を見出していたアイヤルは、その後、直々に厳しい練習を課すのだった。

 そんなある日、テレビ局に勤めるマニの妹アンジャナ(ディヴィヤダールシニ)が伝統芸能の音楽バトル番組を始め、若いナンドゥとピーターも挑戦するのだが…。

アジコのおすすめポイント:

好きな映画俳優の推し活に忙しい青年が、伝統音楽の演奏に目覚め、自身の才能を開花させていく青春音楽映画です。伝統打楽器ムリダンガム作りの名人の家に生まれた彼には素養があり、カーストを超え、困難を克服し、師匠さえも到達しなかった自由な音楽の世界に飛び込んでいきます。この、音楽への愛に溢れた映画を作ったのは、音楽をテーマにした作品が得意なラージーヴ・メーナン監督。長年コンビを組んできたA.R.ラフマーンとの音楽映画3作目で、18年ぶりの長編映画。2018年の東京国際映画祭では『世界はリズムで満ちている』というタイトルで上映され、プロデューサーをかって出た奥様と一緒に来日しています。主演のG.V. プラカーシュ・クマールはなんと、A.R.ラフマーンの甥っ子。5歳で歌手デビューした天性の音楽家で、19歳で音楽監督としてもデビュー。本作では巨匠の元で1年間の特訓を受け、歌も披露しています。演奏だけでなく、職人たちの工房や果てはインド各地の伝統音楽まで知ることができる、まさに音楽を旅する映画。太鼓のリズムで身体が浮き立つ日本人なら、観ているだけで共鳴します。この素晴らしい音楽体験映画を配給したのは、なんと荒川区の南インド料理店なんどり。担当の稲垣さんがタミル語の翻訳を手伝っていた縁もあり、本作に惚れ込んで配給権を獲得。クラウドファンディングで宣伝費の一部を調達し、テンドラルという名前で配給しています。映画も配給もまさに「好き」「推し」が実現させた情熱の賜物なのです。さあ、劇場でリズムに身を任せましょう!


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