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プロジェクト・グーテンベルク 贋札王

監督:フェリックス・チョン
脚本:フェリックス・チョン
撮影:ジェイソン・クワン
編集:パン・チンヘイ
アクション監督:ニッキー・リー
音楽:ダイ・タイ
出演:チョウ・ユンファ、アーロン・クォック、チャン・ジンチュー、ジョイス・フォン、ジャスティン・チャン、リウ・カイチー、カール・ン、キャサリン・チャウ、アレックス・フォン、デヴィッド・ワン、ジャック・カオ、ポーリン・シュン、シン・ジアドン、デオン・チャン

2018年/香・中
日本公開日:2020年2月7日
カラー/シネマスコープ/5.1ch/130分
字幕:
配給:東映ビデオ
(c)2018 Bona Entertainment Company Limited
2018年 中国映画評論家協会賞 トップ10
2018年 チャイニーズアメリカン映画祭 傑出映画
 俳優賞(チョウ・ユンファ)
2018年 海南島国際映画祭
 主演男優賞(アーロン・クォック)/
 助演女優賞(ジョイス・フォン)
2019年 中国映画監督組合賞
 香港・台湾地区監督賞(フェリックス・チョン)
2019年 香港映画評論家学会大賞 推薦映画
2019年 香港映画監督会年度大賞 作品賞
 監督賞(フェリックス・チョン)
2019年 香港映画脚本家協会賞 推薦映画
2019年 香港映画作家組合賞 脚本賞(フェリックス・チョン) 2019年 アジア・フィルム・アワード
 視覚効果賞(リム・ホンファン)
2019年 香港電影金像奨 作品賞
 監督賞・脚本賞(フェリックス・チョン)/
 撮影賞(ジェイソン・クワン)/
 編集賞(パン・チンヘイ)/
 美術賞(ラム・チーキウ)/
 服装デザイン賞(リム・チョンマン)
2019年 広州学生映画祭
 人気俳優賞(アーロン・クォック)
2019年 ハミルトン・ビハインド・ザ・カメラ賞
 アクション監督賞(ニッキー・リー)
2019年 中国電影華表賞
 脚本賞(フェリックス・チョン)/
 男優賞(アーロン・クォック)/
 助演女優賞(ジョイス・フォン)
2019年 ジン・ジャン・ヤングフィルム賞
 編集賞(パン・チンヘイ)
2019年 上海映画批評家賞 トップ10
2019年 To Ten 中国映画祭 傑出映画
 脚本賞(フェリックス・チョン)


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プロジェクト・グーテンベルク 贋札王
(無雙/Project Gutenberg)

story

 世界を震撼させた国際的偽札(贋札)製造集団のレイ・マン(アーロン・クォック)はタイの刑務所にいた。緻密な作業に長けた彼は、密かに切手を偽造。食事係の郵便バッグに手紙を忍ばせる。その後、彼は香港警察へ移送された。

 ホー副署長(アレックス・フォン)とその娘でもあるホー警部補(キャサリン・チャウ)により、レイは仲間の殺人容疑など、数々の容疑で取り調べを受けることになる。取り調べの焦点は、今も行方不明になっているチームの首領「画家」と呼ばれる男(チョウ・ユンファ)についてだった。ホー警部補は恋人だったリー捜査官(デヴィッド・ワン)を彼に殺され、復讐心に燃えていた。

 取り調べには、レイの友人を名乗る国宝級の女性画家、ユン・マン(チャン・ジンチュー)が同席することになる。彼女はレイの保釈を求めていた。レイは冷酷無比な「画家」の報復に怯えながら、自身の過去について語り始める。

 1995年、カナダのバンクーバー。レイとユンは苦しい生活の中で、共に画家としての成功を夢見る恋人同士だった。その後、ユンは画商のロク(カール・ン)に才能を認められ、個展を開いて華々しくデビューする。しかし、レイの絵は有名画家の緻密な物真似としか見られず、生計のために贋作を手がけるまでに落ちぶれていった。

 鬱々とする彼の前に現れたのが「画家」だった。親子三代にわたり偽札製造を家業にしていながら、逮捕者はゼロ。「何事も極めれば芸術。心を込めれば、偽物は本物に勝る」と語る彼のカリスマ性に惹かれ、レイは彼が率いるチームに参加するのだが…。

アジコのおすすめポイント:

と、あらすじを書きながら「あーそういうことか!」とつい反芻してしまう、アジコもびっくりの超ドンデン返しサスペンスです。あなたは絶対騙されます!そして、最後まで観終わった後で、必ずやもう一度、いや二度、三度、と観たくなることでしょう。この、不遇なお人好しのか弱い男と、絶対自信に溢れる魅力的なタフガイを、アーロン・クォックとチョウ・ユンファが身につけたイメージと素晴らしい演技力により、血の通った人間として成立させているのです。さすが、『インファナル・アフェア』など数々の名作の脚本を手掛けたフェリックス・チョン。彼ならではのアイデアが詰まった脚本を、監督としても見事に描ききっています。数々の映画賞に輝いたのも納得。ポイントとなるのは、台湾の名優、ジャック・カオが登場するゴールデン・トライアングルでの攻防戦でしょうか。最後の最後まであっと驚く展開は『パラサイト 半地下の家族』にも負けていません。ここまで騙されるとむしろ、心地よいかも。最初は頭をからっぽにして、お楽しみください。サービス・シーンもたっぷりの蘇るチョウ・ユンファ、かっこいいです!

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▼2018年東京国際映画祭での監督 ▼公式サイト