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新感染 ファイナル・エクスプレス

監督:ヨン・サンホ
脚本:パク・ジュンソク
撮影:イ・ヒョンドク
編集:ヤン・ジンモ
美術:イ・モグォン
衣装:クォン・ユジン、イム・スンヒ
特殊メイク:クァク・テヨン、ファン・ヒョギュン
振り付け:パク・ジェイン
特殊効果:デモリッション
DI:ケヴィン・カン
VFX-SV:チョン・ファンス
音楽:チャン・ヨンギュ
出演:コン・ユ、キム・スアン、チョン・ユミ、マ・ドンソク、チェ・ウシク、アン・ソヒ、キム・ウィソン、チェ・グィファ、パク・ミョンシン、イェ・スジョン、シム・ウンギョン(特別出演)

2016年/韓国
日本公開日/2017年9月1日
カラー/アメリカン・ビスタ/ドルビーデジタル/118分
字幕:根本理恵
配給:ツイン
(c)Next Entertainment World & Redpeter Film.
2016年 韓国映画評論家協会賞
 技術賞(クァク・テヨン、ファン・ヒョギュン)
2016年 韓国映画俳優協会賞 新人監督賞(ヨン・サンホ)
2016年 ブラッドガッツ UK ホラー・アワード 国際映画賞
2016年 青龍映画賞 韓国映画トップセールス賞
 技術賞(クァク・テヨン、ファン・ヒョギュン)
2016年 プイル映画賞
 ユ・ヒュンモク映画芸術賞/助演男優賞(キム・ウィソン)
2016年 FANCINE フェスティバル 作品賞/特撮賞
2016年 ファンタジア映画祭
 観客賞部門ベストアジア作品/Cheval Noir 部門作品賞
2016年 モラン・ド・レイ ホラー映画祭 作品賞
2016年 サンセバスチャン・ホラー&ファンタジー映画祭
 観客賞
2016年 サスカトゥーン・ファンタスティック映画祭 金賞
2016年 シッチェス・カタロニア国際映画祭
 監督賞(ヨン・サンホ)/視覚効果賞(チョン・ファンス)
2016年 トロント・アフターダーク映画祭 観客賞
 ホラー映画賞/監督賞(ヨン・サンホ)
2017年 ゴールデントレイラー賞 外国映画TVスポット賞
2017年 今年の映画賞
 助演男優賞(マ・ドンソク)/今年の発見賞(ヨン・サンホ)
2017年 百想芸術大賞 新人監督賞(ヨン・サンホ)
 助演男優賞(キム・ウィソン)
2017年 利川春史大賞映画祭
   観客賞/技術賞(クァク・テヨン)
2017年 ファンタジア国際映画祭 作品賞
2017年 iホラー賞 外国映画賞


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新感染 ファイナル・エクスプレス
(釜山行き/Train to Busan)

story

 その日、ソウルの製薬会社の実験棟から正体不明のウィルスが流出。付近は閉鎖されるが、バリケードの外に感染した犬が侵入。恐ろしいパンデミックが始まろうとしていた。クールなやり手の証券マン、ソグ(コン・ユ)は、娘のスアン(キム・スアン)と暮らしているが、仕事中心の生活で娘は自分の母親(イ・ジュシル)に任せきり。妻とは関係が破綻しており、スアンは母のいる釜山へ行きたがっていた。

 ソグはスアンを連れて、ソウル駅からプサン行きの特急列車KTX101号に乗り込む。ニュースではソウルの各地で謎の暴動が発生しているらしい。列車が出発する間際、一人のホームレス(チェ・グィファ)が逃げるように駆け込んでくる。そして、別な車両にもう一人、挙動不審な若い女(シム・ウンギョン)が飛び乗ってきた。

 列車には、身重の妻ソンギョン(チョン・ユミ)を支える屈強そうな男サンファ(マ・ドンソク)や、老婦人姉妹、高校野球チームの選手たちや、そのメンバーのヨングク(チェ・ウシク)と恋人のジニ(アン・ソヒ)、バス会社常務のヨンソク(キム・ウィソン)などが、それぞれの車両に乗り込んでいた。ソウルの母親を心配して電話をかけるソグ。しかし、通話中に母が襲われ、不安が走る。

 その頃、発症した若い女が異変に気づいた女性乗務員を襲撃。噛みつかれた者は、たちまちウィルスに冒されて豹変。その場に居あわせた乗客たちも次々と犠牲になり、ゾンビ化していった。凄まじいパニックのさなか、助かった者たちは生存をかけて後方車両を目指すのだが…。

アジコのおすすめポイント:

怖いんです!ゾンビが?いえ、人間が。元がアニメ作品だったこともあり、ゾンビたちの動きや数で襲ってくるシーンなどは、動きや絵作りがかなりマンガ的。チャウ・シンチーの映画を彷彿とさせます。でも、特殊メイクはしているものの、主に目が白くなるとゾンビスイッチが入ったという感じで、いわゆるゾンビの不気味さはなし。本作で描かれているのは、実はそういう状況に遭った時の人間たちの心理や行動。エゴがむき出しになり被害が拡散する様が恐ろしいのです。政府の対応もかなり乱暴です。そんな中、主人公を演じるコン・ユは純真な娘と過ごすうちに、人間性を回復。ヒーローなパパへと変身していきます。果たして、いったい誰が生き残れるのでしょうか?! 様々な思いを込めたのであろうヨン・サンホ監督、衝撃の実写デビュー作品。本作に続いて、前日譚となる『ソウル・ステーション/パンデミック』(9/30から)、『我は神なり』(10/21から)も上映予定。ヨン・サンホ・ワールドに浸れる絶好の機会です。

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