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監督:ウォン・シニョン
脚本:イム・サンユン
撮影:イ・ソンジェ
編集:シン・ミンキュン
武術監督:オ・セヨン
音楽:キム・ジュンソン
出演:コン・ユ、パク・ヒスン、チョ・ソンハ、ユ・ダイン、キム・ソンギュン、チョ・ジェユン、ソン・ジェホ、パク・チイル、キム・ウィソン、ナム・ボラ、キ・ジュボン、ソン・ジェリム

2013年/韓国
日本公開日/2014年9月13日
カラー/スコープサイズ/5.1chデジタル/137分
字幕:小寺由香
配給:ツイン
(c)2013 Showbox Mediaplex and Green Fish

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サスペクト 哀しき容疑者
(容疑者/The Suspect)

story

 運転代行をして生きる脱北者のチ・ドンチョル(コン・ユ)は、妻(ナム・ボラ)と娘の命を奪って脱北した男を捜していた。ある日、かつて働いていたヘジュ社のパク・コノ会長(ソン・ジェホ)に呼び出され、会長を自宅まで送った帰り際に、退職金と捜していた男リ・グァンジョ(キム・ソンギュン)の居場所を書いたメモを渡される。

 退職金をポストに戻したドンチョルは、屋敷の周辺にある監視カメラの多さに気づく。その時、パク会長は刺客に暗殺されようとしていた。駆けつけたドンチョルは犯人と挌闘して息の根を止めるが、パク会長は「必ず埋めてくれ」とメガネの入ったケースをドンチョルに渡して亡くなる。

 刺客を送ったのは、パク会長の動きを監視している対北情報局のキム・ソッコ室長(チョ・ソンハ)だった。通報でやって来た警察がメガネケースを奪おうとしたため、ドンチョルは逃走。キム・ソッコは暗殺の証拠を消して、ドンチョルを容疑者に仕立てあげる。さらに、特殊部隊の教官を務めているミン・セフン大佐(パク・ヒスン)を呼び出し、ドンチョルの追跡を依頼した。

 かつて北朝鮮特殊部隊の精鋭工作員だったドンチョルとミン大佐は、香港での武器密輸取引の一掃作戦で対決した因縁の仲だった。ミン大佐はドンチョルの捕獲に意欲を燃やすが、リ・グァンジョを追うドンチョルは、彼を取材したがっていた女性プロデューサーのチェ・ギョンヒ(ユ・ダイン)の助けを借りて、ミン大佐に取引を持ちかける。

●アジコのおすすめポイント:

除隊後のコン・ユがこれまでのソフトなイメージを覆し、肉体改造にまで挑んだ意欲作です。そんなコン・ユのために脚本を書いたのが6年ぶりの新作となったウォン・シニョン監督。一度は出演を断ったコン・ユに再び熱烈なオファーを送り、意気投合の末、本作が実現したのでした。3人の男たちを軸にしたストーリーの壮絶さもさることながら、周りの人物たちのドラマやキャラクターもよく描かれており、物語に厚みと深さを与えています。さらに、次々と繰出されるアクションシーンが凄い。ノースタントによるカーチェイスやリアルファイトなど、アクションファンを唸らせること間違いなし。しかし、なんといっても予測不能なストーリー展開の面白さと、魅力的で多彩なキャラクターが一番の見どころ。脇役も豪華で、キ・ジュボンやソン・ジェリムなどお馴染みのスターたちが登場しています。続編の可能性あり。


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