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イップ・マン/葉問

監督:ウィルソン・イップ
製作:レイモンド・ウォン
脚本:黄子[木亘]
撮影:ディクソン・プーン(HKSC)
編集:チョン・カーファイ(HKSE)
アクション監督:サモ・ハン
音楽:川井憲次
出演:ドニー・イェン、サモ・ハン、ホァン・シャオミン、サイモン・ヤム、ルイス・ファン、ション・ダイリン、ケント・チェン

2010年/香港
日本公開日/2011年1月22日
カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/109分
配給:フェイス・トゥ・フェイス
(c)2010 Mandarine Films Limited.
2010年 台湾金馬奨 アクション設計賞(サモ・ハン)



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イップ・マン/葉問(葉問2/Ip Man 2)

story

 1950年、イギリスが統治する香港。イップ・マン(ドニー・イェン)は家族を連れて、広東省佛山から移住し、同郷の編集長リャン(ゴー・カーニン)の好意で、新聞社の屋上に詠春拳の武館を開く。なかなか入門者が集らず、一家は生活に窮していたが、やがて若者ウォン(ホァン・シャオミン)がやって来る。彼はイップに挑んだ後、深く心服し、仲間を連れて入門する。

 その頃の香港では、様々な門派の武館がしのぎを削っており、それらを仕切る洪拳の師範ホン(サモ・ハン)は大勢の弟子達を抱えていた。ある日、ホンの弟子達にからまれたウォンが拉致されてしまう。イップは、ウォンを助けに魚市場に向かうが、ホンから香港で武館を開設するための掟を告げられるのだった。

 中華料理店。椅子の脚が凶器のように林立する中、不安定な円卓の上に立つイップ。そこで各門派の師範達の挑戦を受けることが、ホンの強いる掟だった。イップは次々と師範達を倒し、最後にホンの挑戦を受ける。激闘の末、ホンは、金を納めることを条件に詠春拳の武館開設を認めるが、イップは、それをきっぱりと拒否する。

 街は詠春拳の噂で持ち切りとなるが、弟子たちによる騒動で武館閉鎖に追い込まれてしまう。自分を責めるウォンに、イップは「争わぬために闘う」という武術の心を語り、洪拳の武館へ乗り込んで「私腹を肥やさず弟子を正しく導くべき」と言い放つ。その時の闘いで、ホンはイップを武道家として認め、「ボクシング大会」のチケットを渡す。それはイギリス人ボクサー、ツイスター(Darren Shahlavi)からの挑戦だった…。

●アジコのおすすめポイント:

中国大陸から香港へ渡り、中国武術の詠春拳を広めた武術家イップ・マン(葉問)。後にブルース・リーが弟子入りし、唯一の師匠となったことでも有名ですが、本作はそのイップ・マンの伝記映画シリーズ2作目。高潔な師匠役をホンモノの武術家俳優ドニー・イェンが好演しています。大陸時代を描く『イップ・マン 序章』は09年の香港電影金像奨で作品賞を受賞。サイモン・ヤムやルイス・ファンらのエピソードはこちらを観ないとわからないので、ぜひこの『序章』も公開されて欲しいもの。5000人の動員数を達成すれば公開できるとのことなので、ぜひ多くの方々に観ていただきたいと思います。


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