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スピード・レーサー

監督・脚本:ウォシャウスキー兄弟
原案:「マッハ Go Go Go」吉田竜夫/竜の子プロダクション
撮影:ディビッド・タッターソル
編集:ザック・ステインバーグ、ロジャー・バートン
美術:オーウェン・パターソン
視覚効果監修:ジョン・ゲイター、ダン・グラス
音楽:マイケル・ジアッチーノ
出演:エミール・ハーシュ/クリスティーナ・リッチ/マシュー・フォックス/スーザン・サランドン/ジョン・グッドマン/キック・ガリー/ポーリー・リット/ロジャー・アラム/Rain(ピ)/ユー・ナン/真田広之

2008年/アメリカ
日本公開日/2008年7月5日
カラー/シネマスコープ/SR・SRD・DTS・SDDS/135分
配給:ワーナー・ブラサース映画
(c)2008 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved.

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スピード・レーサー(Speed Racer)

story

 彼の名前は、スピード・レーサー(エミール・ハーシュ)。父のパパ・レーサー(ジョン・グッドマン)はレーシングカーの設計者、兄のレックスはカーレース界にその名を馳せるトップドライバーというレーシング一家に生まれたスピードは、幼いころから兄の背中を追いかけ、レースのことだけを考えて育ってきた。

 しかしある時、兄レックスは悪質なレース妨害の疑いをかけられ、汚れたレーサーとして糾弾されたあげく、その後に出場したロードラリーで命を落としてしまう。スピードは、亡き兄の遺志を継ぎ、兄を超えることだけに突き動かされるように、レースの腕を磨き、地元のサーキットでぶっちぎりの優勝を果たした。

 スピードの才能に目をつけ、さっそくスカウトにやってきたのは、カーレース界きっての巨大企業ローヤルトン工業の総帥、アーノルド・ローヤルトン(ロジャー・アラム)だった。彼は一家を会社に招待し、最新の設備が整ったトレーニング施設や、破格の好待遇をちらつかせながら、スピードにスポンサー契約を申し出る。

 スピードの心は揺れたが、結局、今までと同様、家族とともにレースを続ける決心をして、ローヤルトンの申し出を断わった。しかし、そのとたんにローヤルトンの態度が豹変する。彼はスピードに、すべてのレースは仕組まれたものだと言い放ち、「今後のレースでは優勝どころか、完走さえできないだろう」と脅しをかける。そして、その言葉を裏づけるかのような出来事が次々と起こるのだった…。

●アジコのおすすめポイント:

『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が新たに挑んだのは、懐かしの日本アニメ「マッハ Go Go Go」のアメリカ版「スピード・レーサー」実写映像化。CGIと実写を組合せて撮影するという斬新な手法で、アメコミの世界に飛び込んだかのような映像がカラフルに展開します。一方でストーリーはしっかりと描かれており、レースを通じた家族愛の姿が感動を呼びます。アジクロ的に注目したいのは、これがハリウッド進出作となったRain(ピ)と、その妹役を演じるユー・ナン(トゥヤーとはまるで別人!)。ちらっとしか出てこない真田さんも含め、アジアの俳優たちも存在感を示してます。主題歌も日本版を元にアレンジされており、原作ファンも満足させる仕上がりとなっています。

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