外には椅子が設置されていますので、そこで頂くことにします。舌触り的には、この高さを維持するためか、ちょっと固めな感じも覚えます。これを一人で食べれば、暑さも吹っ飛ぶはず、と悦に入っていたのですが…ここで緊急事態が発生。半分も食べきらないうちから、下の方が溶け出してきました。カップを持つ手にもクリームがしとしとと。挙句の果てには靴にもポタポタと。ゆっくりペロペロしようと思ってたのに〜（涙）。途中からピッチをあげて、スパートをかけて食べきらざるを得ませんでした。
涙目で、ふと店に貼ってある写真を見れば、韓国で巨大ソフトを食べている人は皆、冬の格好をしています。ダウンジャケットを着ている人も。韓国では、寒空の下、これを食べているようです。韓国人の友人に聞けば「あれって寒いときに食べるから美味しいんだよね」とのコメントを。更には「店員さんに、前かがみで食べるように言われなかった？」とも。なるほど、そうすれば多少のポタポタも気になりません。ゆっくりペロペロは日本の夏では無理なのでしょうか。
この時期は二人でサクサクとペロペロするのがいいようです。それなら、普通サイズのものを一人でゆっくり食べた方がいいんじゃないかってツッコミは不粋ってもの。何故かって？ ほら、二人の仲が益々親密になること請け合いだからです。なおさらホットになるじゃないかよっ、とお怒りの方は、アジクロ・グルメのパッピンス（韓国のカキ氷）のコーナーでクール・ダウンを。
●from 東京在住のきむ・たく：profile
アジアの音楽が好きな壮年男子。DJライターのかたわら、都内某所でアジアン・カフェバーも経営。
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