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asicro interview 14

更新日:2006.9.18

アンディ1
オーケストラで初来日コンサート
 −アンディ・ホイ(許志安)


 香港の実力派シンガー、アンディ・ホイ(許志安)が、エリック・カンゼル指揮ワールド・ポップス・オーケストラとのジョイント・ライブに出演することになり、8月下旬に記者会見で来日しました。

 会見の後、ホテル内のレストランにて単独インタビューをすることができました。直前に通訳さんがいないとわかり、やむなく英語でのインタビューとなりましたが、こちらのつたない質問に身ぶりを加えながら、新譜のこと、ドラマのことなど、一生懸命英語で答えてくれました。

A=アジクロアンディ

A:日本で初めてのコンサートですが、ご感想は?

 アンディ「日本で歌えるチャンスをいただいて、とても興味深く思っています。日本では初めですし、スーパー・ワールド・オーケストラとの共演ということでリスペクトしています。僕にとって、日本でコンサートを開くのは難しいことですから。それに、トップミュージシャンと共演できるチャンスでもあります。日本の観客の皆さんに、素晴らしいステージをお見せしたいです」

A:今回はオーケストラとの共演ですが、これまでに経験されたことは?

 アンディ「あります。数年前、友人のウィリアム・ソウ(蘇永康)と一緒に、香港小交響楽団と共演(安康演唱會のこと)して歌いました。それに、香港では45回もソロ・コンサートを開いています。今回はいわゆるポップ・ミュージシャンとの共演ではないのでちょっと違いますが、すごいことですよね」と興奮気味。

A:今年で芸能生活20周年ですが、何か特別な計画はありますか?

 アンディ「いえ、いえ。50周年なら、祝賀会、パーティ、コンサートとあるでしょうが、20年はまだ短い。僕は100メートルの短距離走者じゃなくてマラソンランナーだから、20年はただの通過点にすぎません。毎日、毎年が新しい自分の誕生で、常に新しいインスピレーションや仕事に対する刺激を得ています。20周年ということでは、ファンとパーティを開きました。長い間、応援してくれているので。でも、祝賀会やコンサートはやりません。それよりも、マネージャーと相談して、いくつかのチャリティ活動をやりました。チャリティ・ショーではなく、老人や貧しい人々、助けを必要としている人々に、毛布や食料などの贈り物を送りました。その方が僕にとっては、20周年の意義が深いですから」

 さすが、チャリティ精神が根付いている香港人。思わず「偉いですね!」と言うと「いえ、いえ」と謙遜するアンディでした。

A:長い間、歌ってこられたわけですが、一番好きな歌、印象深い歌は?

アンディ2

今年で芸能生活20周年のアンディ。(全体)
 アンディ「『唯獨[女尓]是不可取替』。日本の『世界中の誰よりきっと』のカバー曲です。なぜかというと、流行ったからではなくて、僕がコンサートやステージで歌うと、いつもファンの皆さんがとても幸せそうなんです。それは僕にとって意味のあること。理由はわかりません。ナンバーワン・ヒットになった訳でもないし、他にナンバーワンになった曲はたくさんあるのですが、この曲が僕のトレードマークになりました。だからこの歌は特別です」

A:ラブ・ソングやバラードで定評がありますが、個人的にはどんなタイプの音楽が好きですか?

 アンディ「なんでも好きです。僕が好きになるのは歌詞で、どんなタイプの曲だとか種類の違いよりも重要。ジャズやR&Bもよく聴きますが、いつも歌詞が一番大切で、聴く人にとって意味のある、助けになるような内容の歌を歌いたいと思っています。だから、どんな音楽でも聴きますよ。クラシックも日本の歌も。たとえ何を歌っているのかわからなくても、歌から感じることはできますから」

A:クラシックはお好きですか?

 アンディ「ええ。アルバムも何枚か持っています」

 インタビュー前の待ち時間に、アンディのマネージャー氏と話す機会があり、9月に発売される新譜について伺ったところ、新譜『In The Name Of...』のタイトルには「名前」=「人」ということで、人それぞれにある様々なストーリーについて歌っているとのこと。これまでにない試みで、歌そのものも従来のカラオケで歌えるようなものではなく、かなり歌いにくい曲もあるとか。特に最初のシングルヒットとなった「大愛」は壮大な曲で、宗教的な内容も含まれており、林夕の作詞が素晴らしいそうです。そこで、アンディ自身からも新譜について語ってもらいました。(続きを読む)


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profile
アンディ・ホイ
許志安/Andy Hui

1967年8月12日、香港生まれ。86年に新秀歌唱コンテストに入賞し、芸能界デビュー。映画にドラマに歌にと活躍を続け、96年には日本映画『スワロウテイル』にも出演。2000年以降はTVB勁歌金曲の最優秀男性歌手賞など数々の受賞歴に輝き、05年には十大傑出青年にも選ばれている。

05年末に、正東レコードから東亜レコードに移籍。06年には、F4のヴィック・チョウ、韓国女優パク・ウネと台湾ドラマ『サイレンス』に出演。9月には移籍後初のアルバム『In The Name Of...』をリリース。
filmography
drama
・新紮師兄1988(87)
・花月佳期(89)
・末代天師(89)
・自梳女(90)
・老友鬼鬼(91)
・重案傳眞(92)
・我愛牙擦蘇(92)
・西遊記(02)
・[イ火]頭智多星(05)
・サイレンス(06)

movie
・但願人長久(89)
・猛鬼覇王花(90)
・チェイスフロムビヨンド
 (90)
・應召女郎1988之二
 現代應召女郎(90)
・血殺連環(93)
・九龍大捜査線(93)
・超級學校覇王(93)
・ファントムセブン(94)
・夢差人(94)
・裏街の聖者(95)
・歡樂時光(95)
・スワロウテイル(96)
・ぼくらはいつも恋してる
 /金枝玉葉2(96)
・百分百[口岩]FEEL(96)
・金田一手稿の奇異[木當]案
 (96)
・愛情amoeba(97)
・天才與白痴(97)
・スウィート・シンフォニー
 (97)
・想見[女尓](98)
・藍煙火(2000)
・七號差館(01)
・殺科(01)
・互動殺人事件(02)
・給他一個機會(03)
・性感都市セックス&
 ビューティーズ(04)
・救命!(04)
・六壯士(04)
・死裡逃生(05)

舞台劇
・行雷閃電(99)
・拾夢新城(2000)
・奪[金票](2000)
関連サイト
日本公式FC安仔倶楽部
許志安網上安樂穿国際歌迷會