カフェでおしゃれにおいしく漢方薬を
2004年6月18日
インドネシアでは「ジャムー」とよばれる漢方薬が、昔から健康維持などのために使われています。自然の植物などからとれるエキスを粉にしたものが効能別にあり、それをブドウエキスや蜂蜜などで割って飲むのが一般的です。
朝と日中はカゴを背負った女性が売りに来ますし、夜は屋台で、というのが庶民のスタイルですが、漢方というだけに、イメージどおり苦いのが難なわけです。最近では、なるべく飲みやすくとピル状にしたものも売られていますが、やはり漢方を味わいながらそれでも味はそれなりに楽しみたい、という方にはおしゃれなカフェスタイルがおすすめです。
前回ご紹介したプラザ・スナヤンのすぐとなり。スナヤン・トレードセンター(STC)にあるMeneer Cafeがそれ。ジャムーの製造会社として有名なNyonya Meneer の名を冠したこのカフェでは、ジャムーをおいしく味わうためのメニューが並んでいます。
例えば、若さを保つジャムー Awet Ayu Blend はバニラやチョコレートをブレンドした冷たい飲み物。精力をつけたい男性には、高麗にんじんエキスをチョコレート、モカ、バニラでブレンドしたSehat Perkasa Blend。他にも、血行をよくするSweet Mener Blend、高血圧とストレス解消にはStress Replace Blend。運動の後のリフレッシュには Ginger Blend/Ginger Banana Bland。風邪の諸症状には Singkir Angin Blend などなど、そのときの体調や気分に合わせて飲み物をチョイスできます。
食事はサンドイッチやサラダといった軽食が中心で、健康的に野菜をとるためのメニューを目指しているそう。ご飯が食べたい人は、こちらも健康によいウコン(ターメリック)がたっぷり入ったインドネシア・チャーハン「ナシゴレン」がおすすめです。
*Nyonya Meneer 社とSido Muncul社は、もともとはジャムーからはじまり、今では化粧品のブランドとして有名な2社。ジャムーを配合した化粧品なども多く開発しています。
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