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花様年華 4K

花様年華 4K(花様年華/In the Mood for Love)

監督:ウォン・カーウァイ
原作:「對倒」ラウ・イーチャン(劉以鬯)著
脚本:ウォン・カーウァイ
撮影:クリストファー・ドイル、リー・ピンビン
編集:ウィリアム・チョン
造形美術:ウィリアム・チョン
衣装:ウィリアム・チョン
音楽:マイケル・ガラッソ、梅林茂
出演:トニー・レオン、マギー・チョン、レベッカ・パン、ルイ・チャン、シウ・ビンラム、チャン・マンライ

2000年/香港
特集上映日:2022年8月19日
カラー/1.66:1/5.1ch/98分
配給:アンプラグド
©2000 Block 2 Pictures Inc..
©2019 Jet Tone Contents Inc.
1997年 カンヌ国際映画祭 監督賞(ウォン・カーウァイ)
1997年 フェロー諸島映画祭
 コンペティション部門 国際批評家連盟賞
 ゴールデン・トレイン賞 作品賞
 クイア・トレイン賞 作品賞
 観客賞部門 作品賞/俳優賞(レスリー・チョン)
1997年 台湾金馬奨 撮影賞(クリストファー・ドイル)
1998年 金紫荊賞
 主演男優賞(トニー・レオン)
 撮影賞(クリストファー・ドイル)
1998年 香港金像奨
 主演男優賞(トニー・レオン)
1998年 香港映画批評家協会賞 推薦映画
1998年 アリゾナ国際映画祭
 観客賞部門 人気外国映画(ウォン・カーウァイ)
2007年 香港特別行政区10周年映画選挙
 オンライン投票 最も忘れがたい映画賞

story

 1962年。スエン夫人(レベッカ・パン)の屋敷に間借りしたチャン夫人(マギー・チョン)とチャウ(トニー・レオン)は、同じ日に引っ越してくる。部屋は隣同士だ。チャン夫人の夫(声:ロイ・チョン)は多忙な商社マンで、日本へ出張することが多かった。彼女も秘書として働いている。チャウは新聞社で働き、妻(声:エイリアン・スン)も外で働いていた。二組の夫婦は、麻雀好きなスエン夫人たちと一緒にテーブルを囲むこともあった。

 夫が出張がちのチャン夫人は、一人で路地の奥にある食堂へ夕食を買いに行くことが多かった。チャウの妻も実家へ帰ったり、旅行したりと不在がちだ。チャウは残業したり、友人と酒を飲んだり。路地の食堂で夕食を食べることも増えた。だがある日、チャン夫人は隣で夫の声を聞き、緊張して部屋を訪ねる。チャウの妻はごまかすが、二人は一緒だった。チャウの友人も外で目撃していた。

 ついに、チャウはチャン夫人に「話がある」とレストランに誘う。チャウの妻が持っているハンドバッグ、チャウが妻からもらったというネクタイ。それはどちらも日本でしか手に入らない。そして、チャン夫妻も同じものを持っていた。互いの夫と妻が浮気しているのは明白だった。二人は黙々とステーキを食べ、その後、何度も食事する。

 小説家になりたかったチャウは、このことを小説にするため部屋を借りる。2046号室。チャン夫人は原稿作りを手伝い、アイデアを出し、それぞれの役柄を演じてみたりした。二人の時間は楽しかったが、一線を越えることはなかった。チャン夫人が離婚することはないだろう。チャウはそう思っていた。彼はカンボジア支局へ移ることにする…。

アジコのおすすめポイント:

(しばし、お待ちを!)チャウとチャン夫人はどこで一線を越えたのか?!がポイントですね。美しいチャイナドレスに気を取られていると、うっかり見逃します。曖昧な仲にヒントがたくさん。チャン夫人が幼い子どもと再び、部屋を借りている。親子二人という点もヒントになるかと。それにしても、チャン夫人の本名がソウ・ライチャン(スー・リーチェン)だったとは!『2046』に続く。

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